Girl in Progress
Girl in Progressは2012年のアメリカのドラマ映画。
日本では未公開、DVDも輸入のみのようです(2013年4月現在)。
グレース(エバ・メンデス)は14歳の娘アンシダード(シエラ・ラミレス)を持つシングルマザー。
17歳で高校中退して出産して以来、メイドやウェイトレスなどのスキルのいらない低賃金の仕事を掛け持ちしながら、生活を支えたり、アンシダードを私立の学校に通わせる収入を得るためにがむしゃらに働いている。
グレースはがむしゃらに働く反面、恋多き女でボーイフレンドと破局する度に住んでいた街をでて引越す生活を繰り返している。
現在付き合っているのは、メイドをしている家の旦那さんで産婦人科医のドクター・ハートフォード(マシュー・モディーン)。
夫婦関係の冷め切っているハートフォードの奥さんは薄々2人の不倫に気がついているが、決定的な証拠がつかめないことと、不倫を見つけても離婚する気がないことから、ことを荒立てないようにしている。
グレースの娘のアンシダードは優秀で真面目なタイプ。
私立の学校に通っていて、学校の成績もよく奨学金をもらっている。
仕事と恋愛に忙しいグレースの代わりに家事をし、コーヒーとパンだけの夕食を1人で食べることが多く、自分にかまってくれないグレースに不満を持っている。
アンシダードは、ある日学校の英語の授業でトピックになった「成人=大人になること」に興味を持ち、映画や本などで仕入れた思春期の問題行動を真似すれば大人になれるのではないかと考え、大人になるための計画を立て、実行に移し始める。
計画を実行に移したアンシダードは学校でも友達関係でも問題を起こすが、仕事でトラブルがあって忙しいグレースは問題に向き合う時間もなく、母子の関係は更に悪化していく…
この作品の予告を見たときはあまり面白そうじゃないと思ったのだけれど、実際観賞すると思春期の娘と母親の関係がリアルに描かれていて興味深い映画だった。
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