今年の冬は寒さが厳しく、3月に入っても大雪で休校ということもあったけれど、春分の日を過ぎて、ようやく真冬日も減って、雪解けが進んできました。
(←雪解けが進んだ玄関先)
今回のiPad mini事件は、事件というほど大げさなものではなくてiPadの使用に関してのちょっとしたトラブルと言う感じです。
去年の怪獣の誕生日にiPad miniを買ってあげて以来、のめりこみやすい性格も手伝って、怪獣はすっかりiPadの虜になってしまっていました。
のめりこんでいると言っても、コミュニケーションに問題のある怪獣は、Face BookなどのSNSに夢中と言うわけではなくて、YouTubeなどの動画のサイトで日本のアニメをみたり、ゲームをダウンロードして遊んだりが主でした。
(←かまくら作りに挑戦して挫折した残骸の名残。)
我が家は、ゲームやインターネットで遊ぶ時間には緩いほうで、宿題ややるべきことを終えているなら、寝る前までの時間は好きなだけ遊んでいいことになっていました。
高校に入ってからは、平日学校から帰ってきて3時間くらいは宿題で使って、家庭内バイトや自分の身の回りのことや食事を済ませると、遊べる時間は2~3時間くらい。
早朝勉強会に参加していて、起床時間が5時なので、遅くとも11時には就寝しているはずでした。
去年の暮れに、私が雪かき筋肉痛で熟睡できず、ベッドで半分目が覚めた状態でいたら、朝の3時半頃、怪獣の部屋から音楽のようなものが聞こえてきました。
どうやら、一度寝て、親がまだ寝ている早朝にiPadのアラームでこっそり起きて、インターネットやゲームで遊んでいたようです。
早朝に起きたのはその日1回きりかも知れないので、暫く様子を見ていたら(ステップ①)、その後何度か早朝に音楽のようなものが聞こえてきたので、常習化していることがわかりました。
(←雪解けが進んだ裏庭)
成長期だし、睡眠不足が続くと精神的にも荒れてくるので、朝早く起きてゲームやインターネットをするのは止めるように話ました。(ステップ②)
話をして暫くは早朝に起きるのは止めていたみたいだけれど、2月の下旬ころからまた深夜に起きて何かをしているようだったので、再度理由(睡眠不足は体によくないこと)を説明して説得。(ステップ③)
説得しても深夜に起きることが続いていたので、再々度理由を説明して、平日はiPadとDSを就寝時間から起床時間まで私の部屋で預かることを提案。
(ちゃんと睡眠時間をとれるなら、週末は夜間も自由に使ってOKということも説明しました。)(ステップ④)
(反論などを)考える時間を1日与え(ステップ⑤)た後、提案について再度話して、怪獣が渋々受け入れることを納得したので(ステップ⑥)、さらに1日執行猶予を与えて(ステップ⑦)、提案をしてから2日後に「夜間の預かり」がスタートしました。
夜間の預かりがスタートした頃は、私が就寝前にiPadやDSを回収しに怪獣の部屋まで行っていた(ステップ⑧)のですが、(私に部屋をのぞかれるのが嫌だったのか)2週間もすると怪獣が自主的にで寝る前には私の部屋に持ってきて(ついでに)充電するようになり、夜間は(iPadも怪獣も)充電タイムになりました。
去年の暮れに問題を見つけてから、問題が解決するまでに3か月かかってしまったけれど、発達障害がある怪獣には問題解決に至るまで、細かなステップとそれに関わる理由を理解する時間が必要です。
今回のように、新しいルール(しかも怪獣にとっては都合が悪い)を決めて実行してもらうには、一つのステップを試して様子を観察しながら、次のステップとそれを始める時間を調整していくケースが多いです。
ところが、面倒くさがりの夫は一気に最終ステップまで話を持って行って、理由の説明はなしなので、家族からブーイングや衝突が起こることが多いです。
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