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2014年8月 5日 (火)

ロータリー交差点とミシガン・レフト

Image7j 日本ではあまり見かけないけれど、アメリカでよく見かける交差点に、ロータリー交差点があります。

(←最もシンプルなロータリー交差点の図。
水色の矢印が右側通行での左折の仕方。)

 ロータリー交差点は真ん中に円形のスペースがあって、その周りを道路が環状に取り巻いている形をしていて、環状道路から放射状に道路がのびている。
 環状道路内は一方通行(右側通行では反時計回り)で、信号機がなく、環状道路の通行が優先で、入る車は徐行して環状道路内を通行する車に譲る必要があるが、一時停止の義務はない。

 環状道路が2車線以上のロータリー交差点もある。

 ロータリー交差点は、比較的交通量の少ない交差点向け。
交通量の多い交差点では、いつまでたっても環状道路に入れなかったり、入り口でスピードを落とすため、環状道路に入る道路が慢性的な渋滞になることもある。

 古くからの町の中心部には、円形の広場(広場の中心にはモニュメントや銅像や噴水など町のシンボルになるようなものがあることが多い)を取り巻くようにロータリー交差点が作られていることが多く、凱旋門を中心にしたパリのシャルル・ドゴール広場のロータリー交差点が有名。

Image5js(↑両方とも中央分離帯のあるミシガン・レフトの交差点の左折の仕方。
薄紫の矢印:北から東に左折する場合。右折後Uターンする。)

 ロータリー交差点の他に、特徴のある左折(交差点で対向車線を横切って大回りする場合)の仕方をするのが、ミシガン・レフトの交差点。

 交差する道路のどちらか一方は中央分離帯のある広い道路で、右折(小回り)とUターンの組み合わせで、左方向に進路を変えるまがり方。
 交差点内では左折禁止で、直進と右折のみ可。

Image6js(↑交差する道路の片方にしか中央分離帯のないミシガンレフトの交差点の左折の仕方。
ピンクの矢印:西方向から北方向に左折したい場合。一度交差点を通り過ぎてから、Uターンして交差点に戻り右折する。)

 アメリカでは、前方の信号が赤でも、一時停止して交通状況を見て右折(小回り)できるので、ミシガン・レフトはロータリー交差点よりも多くの交通量をさばくことができる。

 この左折の方法で、交通事故が激減したことから、ミシガン州が積極的にこのタイプの交差点の左折法を採用したため、ミシガン・レフトと呼ばれている。
 デトロイトの近郊、毎年クラシックカーのクルージングのあるウッドワード・アベニュー(州道1号線)のほとんどの交差点がこのミシガン・レフトの交差点で、慣れるまではどうやって左折したらいいのかわからなくて困りました。

 ミシガン州のすべての交差点がミシガン・レフトと言うわけでないので、地元の人でなければ左折の方法がわからなくて困ることも…
 旅行やお出かけなどで運転することが多いは、
「ミシガン・ターン(ミシガン・レフト)は止めてほしいよ…」
と、文句を言っています。

補足:
上のミシガン・レフトの図は、まがり方を見やすくするために、信号機の表示を省いてあります。
信号機の位置を加えた図を続きを読むに追加しました。

Image5j2s
(↑信号の位置を加えたミシガン・レフトの例
グレーの信号のマークが信号の位置)

ミシガン・レフトの交差点には、必ず信号がついています。
Uターンのレーンには信号がついていることもついていないこともあります。
Uターンをする時は、入る先の道路に車が来ていなければ、信号が赤でもUターンできます。

 また、一番上のロータリー交差点の図もかなりの略図で、実際のロータリー交差点の入り口部分には三角形の分離島があって、環状道路に直角に出入りするのではなくて、反時計周りの斜めの角度で出入りします。

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コメント

>toraさん
 訪問&コメントありがとうございます。
 確かに、ロータリー交差点はヨーロッパにも多いです。
 アメリカでも古い町の中心部には、必ずと言っていいくらい、広場を囲むロータリー交差点があります。

 

 
>tomo*さん
 訪問&コメントありがとう~
 ロータリー交差点もミシガン・レフトも道路標示がされているのですが、直前にならないと表示の看板がないので、うちも、慣れるまでは、左折するのに一番内側のレーンに乗ってしまい、何度まがるタイミングを逃してしまって通り過ぎてしまったことか…
 
 

 
>瀬津喩さん
 2度もコメントを頂いてありがとうございます。
まとめてお返事させてもらいますね。
 カーナビがあれば、ちゃんとミシガン・レフト交差点の誘導もしてくれるので、問題ないのです。
でも、慣れるまでは、カーナビにエラーがあると思って誘導を無視して失敗したことも多かったです。
 日本のロータリー式の交差点の報道されていたんですね~
なんて、タイムリーなんでしょう。
私がブログで説明するより、動画の方がわかりやすいですよね。

 

 
>ペリカンさん
 訪問&コメントありがとうございます。
 ブログで使ったミシガンレフトの図は、まがり方を見やすくするために、信号機を省いていた+信号があることを明記しなかったので、誤解させてしまってすみません。
 信号機の位置をいれた図を補足に追加しました。
 ご指摘ありがとうございます。
 私たちも、慣れない時は曲がる予定の交差点で左折できず、かなりの距離を通り過ぎてからUターンしていました。

 

 
>kiriさん
 訪問&コメントありがとうございます。
 これがミシガン・レフトです。
(私の図はいい加減なので、実際とは違う部分もあると思いますが…)
ミシガンの中央分離帯のある交差点の多くがミシガン・レフトを採用しているので、体験しているとは思いますが、自分で運転していないと気が付くことはないと思います。

投稿: yuuki | 2014年8月 7日 (木) 00時01分

今日TVでたまたまやっていました。
軽井沢駅前にあるんですって、これ!
自然とスピードを落とすので事故率は確かに
減ったらしいです。へぇ

投稿: 瀬津喩 | 2014年8月 6日 (水) 16時04分

これがミシガンレフトですか。
滞在中、経験したのか?
今となっては思い出せませんが、
難しそうです。
海外で運転するって、簡単じゃないですね。
図解、ありがとうございました。

投稿: kiri | 2014年8月 5日 (火) 20時57分

よく読むと、この交差点には信号機があるのですね。それなら納得ですが、私ならきっと、直進して何処かでU-ターンして右折する方法を選択しそうです。ハハハ。

投稿: ペリカン | 2014年8月 5日 (火) 20時08分

直進する車のいる交差点を横切らなくてはいけないのに、どうして事故が激減したのでしょうかね。この交差点はアメリカに良くある、全方向一時停止の交差点になっているのでしょうかね?悩ましい道路です。

投稿: ペリカン | 2014年8月 5日 (火) 20時05分

思わずショートカットをしてしまいたくなる
この交差点はどの方式か、しっかり頭に入るまで
ごっちゃになりそうですね。
日本人の感覚ではまず無理そうかな。
どうぞお気をつけて

投稿: 瀬津喩 | 2014年8月 5日 (火) 15時09分

これは難しいターン!ですね(^^A)
間違えて真ん中を通る人いないのかしら・・・

投稿: tomo* | 2014年8月 5日 (火) 11時37分

イギリスにもたくさんありますよぉ~~~!!!

投稿: tora | 2014年8月 5日 (火) 10時43分

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