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2015年10月 9日 (金)

Woman in GOLD
黄金のアデーレ 名画の帰還

Dsc05249s  Woman in GOLDは、2015年のドラマ映画。
制作国はアメリカとイギリス。
 マリア・アルトマン(2011年没、94歳)の実話をもとにしたストーリー。 

 日本公開は2015年11月予定。

 マリア・アルトマンはオーストリア出身のユダヤ人。
ナチスのオーストリア侵攻で、ユダヤ人の迫害が酷くなり、家族を残して夫と共にアメリカに移民(亡命?)してくる。

Dsc05258s(←マリア・アルトマン役のヘレン・ミラン)

 オーストリアに住んでいたマリアの家族は裕福で、画家のクリムトに描かせた、(叔母のアデーレの肖像画も含む)数点の絵画や貴重品、美術品や調度品など全てをある日ナチが来て奪っていく。

Image1 1998年、ロス・アンジェルスに住んでいたマリアは、オーストリア政府が、第二次世界大戦時~戦後すぐにユダヤ人から不当に取り上げた美術品を(正当な所有権と不当に奪われたことが証明できれば)返還するという新しい法律(返還プロジェクト)が定められた事を知り、マリアの家族の持っていたクリムトの作品を取り返そうとする。

 マリアはユダヤ人のコミュニティーの知り合いの息子で駆け出しの弁護士、ランドル・ショ-エンバーグに依頼するが、ランドルは再就職が決まったばかりで、美術品の訴訟にも詳しくないので、美術や芸術の専門の法律事務所に依頼することを勧める。

Dsc05259s(ランドル・ショーエンバーグ役のライアン・レイノルズ)

 しかし、マリアは大手の法律事務所に依頼する資金がないため、ランドルに同じユダヤ系のよしみで助けて欲しいと頼む。

 初めは乗り気でなかったランドルだが、返還の訴訟を起こそうとしている絵画の一つ、アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像画が、オーストリアのモナリザと言われる価値のある絵だということを知って、興味をそそられ調査をしていくうちに流れで訴訟を引き受けることに…

 調査を進めて行くうちに、新しい返還プロジェクトで美術品が返還されたことはなく、オーストリア政府を相手に勝つのが難しい訴訟だという事がわかる。
 多くの弁護士が「負けるだろう」と予測する中で、葛藤しながらも訴訟に挑んでいくのが見どころ。

Dsc05271s この作品は、The Second Best Exotic Marigold Hotelの予告に入っていて、面白そうだったので、図書館から借りて観た。

 The Second Best Exotic…が詰め込みすぎでガッカリ感があったのとは対照的に、この作品は実話がベースになっているだけあって、予想したよりも興味深い展開で面白かった。

Dsc05283s(←若い頃のマリア役のタチアナ・マスラニーとマリアの夫フレデリック役のマックス・アイアンズ)

 返還訴訟のストーリーも紆余曲折あって面白かったけれど、第二次世界大戦時のマリアの回想シーンは、当時のユダヤ人の迫害の様子などが当時の実際のフィルムなどを元に忠実に再現されていて、リアルな感じがした。

Dsc05286s(←マリア・アルトマン本人、2011年)

 DVDの特典映像にマリア・アルトマン本人とランドル・ショーエンバーグ本人ののインタビューが少し収録されていて、そちらも興味深かった。

Dsc05280s(←ランドル・ショーエンバーグ本人)

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