Failure to Launch
恋するレシピ 〜理想のオトコの作り方〜
Failure to Launchは2006年のアメリカのロマンティックコメディ映画。
邦題は「恋するレシピから理想のオトコの作り方」で、日本では劇場未公開。
この映画はShe's the Man(放題「アメリカン・ピーチパイ」)のDVDの予告があって、面白そうだったので図書館から借りてきて観ました。
(↑Wikipedia英語Failure to Launchより引用)
トリップ(マシュー・マコノヒー)は、ヨットのセールスを仕事にしてる35歳独身男性。
見た目もハンサム、社交的で女性にもモテるのに、結婚どころか男友達のエース(ジャスティン・バーサ)やデモ(ブラッドリー・クーパー)とつるんで遊びまわり、両親の家に同居していて、出ていく気配が全然ない。
そんな、トリップを心配した父親のアル(テリー・ブラッドショウ)と母親のスー(キャシー・ベイツ)は、親離れカウンセリングをやっているポーラ(サラ・ジェシカ・パーカー)を雇って、トリップを独立させようと試みる。
ポーラの今までのクライアントは、オタクや内向的な男性で、女性にもモテないばかりか男友達もいない、自分に自信がなくそのために親から離れて独立できないタイプばかりで、ポーラのカウンセリングの手法は、クライアントと疑似恋愛のような関係になって、相手を励まし、自信をつけさせて自立を促すというパターン。
ところが、トリップは今までのクライアントと違い、社交的だし、女性とも普通に話せる、両親と同居するメリットをとことん享受しているようで、一筋縄ではいきそうもない。
果たしてポーラはトリップを独立させて、両親の家から出て行かせることができるのだろうか?
日本では、住宅事情から独身の成人した子供が、親と同居していることは一般的なのだけれど、以前、映画All About Steveのリビューでも書いたように、アメリカで成人している(18歳以上)なのに、親と一緒に住んでいると好奇の目で見られがち。
ちゃんとした定職について、経済的に独立できる能力があったとしても、どんなに魅力的な異性だったにしても、親と一緒に住んでいるだけでアウト(恋愛対象から外れてしまう)。
(親が病気などで介護が必要な場合は別)
この映画の中でも、トリップが別れたい彼女を自分の家に誘って、両親と住んでいるところを見せて、彼女のほうから振るように仕向けるというシーンがあった。
日本なら、「同居なんだ~」で済んでしまい、どうして彼女があそこまで怒るのか、いまいち理解しにくいかもしれない…
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