Wild Oatsは2016年のアメリカのコメディー映画。
邦題は『素敵な遺産相続』で2017年の6月3日に公開予定。
映画は、元高校教師のエヴァ(シャーリー・マクレーン)の夫の葬儀のシーンから始まる。
エヴァの長年の親友で、旦那に若い女性と浮気され駆け落ちされたばかりのマディ(ジェシカ・ラング)が(自分も一人ぼっちなのも手伝って)エヴァを献身的に慰め支えている。
(←上:エヴァの夫の葬儀のシーン
中:葬儀の後の食事会で話すエヴァとマディー
下:これからのことについて話すエヴァとエヴァの娘夫婦)
夫が亡くなってすぐに、エヴァは経済的な心配が降りかかってくる。
エヴァの夫の生命保険の額はわずか5万ドル(約500万円)しかかかっていなく、貯金額も年金収入もごくわずか、マディーと共にこれからどうやって生活していこうか?と、ため息混じりに話すが、これといった解決策は見当たらない。
エヴァの娘のクリスタル(デミー・ムーア)は、エヴァが一人で暮らすのは年が年なため心配なので、何かあった時の為にフザーをいつも携帯するように勧め、家もリフォームして売りに出すことを勧める。
(←上から1番目:保険会社からの手紙、
上から2番目:保険会社からの小切手、
下から2番目と一番下:保険会社に問い合わせの電話をかけるエヴァとマディー)
ある日、エヴァは夫がかけていた保険会社から手紙と小切手を受け取る。
手紙には保険の受取額5万ドルを送付しますと書かれているのに、小切手の額面は500万ドル(約5億円)!
驚いたエヴァはマディーに相談する。
2人は取り敢えず保険会社に確認しようと保険会社に連絡をするが、保険会社の電話は音声案内の機械がでて、案内の通りに操作するが、(年齢のためかテクノロジー音痴のエヴァとマディーは)どうやっても人間の担当者に繋がらない。
ついには一方的に(機械に)通話を切られてしまった、エヴァとマディーは途方にくれる。
マディーは、もしも間違いだということに保険会社が気が付いて返金を求められたら…と心配するエヴァに、小切手を換金してエヴァの銀行口座に入れて置けば安全だし、何か言われたら年寄りだから混乱したといえばいいのよ~と説得。
2人は近くの銀行に行き、ATMで小切手をエヴァの口座に振り込もうとする。
ところが、機械音痴の2人はATMの操作に失敗してうまく行かず、機械の前でまごまごしていると、銀行の警備員に声をかけられる。
銀行の警備員はエヴァのかつての教え子で、エヴァが困っているようだったので声をかけただけだったのだが、後ろ暗いところのあるエヴァとマディーは思いっきり挙動不審状態になり、助けはいらないというが、結局、デスクに通されて銀行員と話すことに…
銀行員は小切手を見て、他の州の小切手だし額が大きいので確認に3日くらい時間がかかるかも…と、話す。
ここでもエヴァとマディーは挙動不審っぽくなって、「家のトースターにベーグルを入れたまま忘れてきたから今すぐ帰らなくちゃ…」と意味不明な言い訳を始めて、小切手を取り返して帰ろうとする。
銀行員は急いで問い合わせて見るからと、小切手の裏にエヴァのサインを貰って※小切手を預かる。
エヴァとマディーは確認されたら間違いだったことがわかってしまうだろうと落胆しながら銀行を後にしようとするが、銀行の出入り口の所で銀行員に呼び止められ、「確認できたので入金します。家につく頃には入金済みになっています。」と言われる。
(←一番下:チャンドラー役のビリー・コノリー)
500万ドルを手に入れたエヴァとマディーは、カナリア諸島(スペイン領)のグラン・カナリア島に豪遊に出かけることに…
飛行機のファーストクラスをとり、でホテルの高級スイートルームに宿泊し、服も買い替えて豪遊する2人、ホテルのプールサイドで寛いでいると、初老のチャンドラーと名乗る紳士(ビリー・コノリー)に声をかけられる。
エヴァは乗り気でないが、新しい恋人を探したいマディーは積極的で、夕方にホテルのバーで会う約束をとりつける。
2人がグラン・カナリア島でバケーションを楽しんでいた頃、保険会社では間違って小切手を送ったことに気が付き、小切手は既に換金されていることを知る。
(←下:ヴェスプッチ)
保険会社の職員ヴェスプッチ(ハワード・へスマン)は上司から間違って支払われたお金を回収してくるように上司に命令される。
この映画は図書館から借りてきて観たのだけれど、思ったよりも面白かったのでお勧めです。
電話の音声案内のシーンは、(映画の中ではちょっと大げさだけれど)アメリカで暮していたら「あるある」と共感できるシーンです。
(アメリカで会社の代表の番号などに電話をかけると、誰もが多かれ少なかれ機械の音声案内で不自由な思いをしたことがあるはずで、そこを面白可笑しくした感じです。)
あとは、間違って送られて来た小切手を換金しようとした時の2人の挙動不審ぶりが笑える。
他にもあるのだけれど、これ以上書くとネタバレになっちゃうので、後は観てのお楽しみ…ということで…
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