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2017年8月24日 (木)

Eclips 日食観測

001s 8月21日は北米で日食が見られるという事で、我が家も裏庭で観察した。

(←日食当日の朝。
薄雲り、果たして観測できるのか?)

 皆既食の見られる地域もあったようだが、我が家で見られたのは部分食で8割くらい欠けるという事だった。

 知り合いによると、最寄りの皆既食の見られるところは車で8時間くらいかかるらしく、天気予報で現地の天気をモニターしていたのだけれど、曇り/晴れの予報でだったので、前日まで迷った挙句行かないことになった。

Dsc09367s(←ピンホール法の観測機器?)

 天気が微妙だったため日食グラスやフィルターのようなものは買っていなかったので、ピンホール法で観測することにした。

 ピンホール法は、光を通さない紙に小さな穴を開けて、穴を通った光を白い紙に移して観測する方法なのだけれど、穴のサイズがわからなかったのでネットで調べたら、使用済みテレホンカードのパンチ穴くらいのサイズらしい。
(穴が大きいと光を通す紙と移す紙の距離が長くなるし、ぼやけの度が大きくなるらしい)

Dsc09364s(←無効になったパスポートのパンチホールの穴を通った光を写したところ)

 テレカなんてこっちににはないし、日本でも今どきテレカなんて使わないだろう。
 何かないか…と家の中を探していたら見つけたのが期限切れで無効になったパスポートのパンチホール。
 試しに光を通してみると使えそうだったので、パスポートの穴を型にして、色画用紙に目打ちで穴を開けて、ピンホール観測の道具のできあがり。

1144(←画用紙に開けたピンホールの光をうつしたところ)

 段ボール箱などを使って、焦点を調整して光をうつすほうの紙の周りを暗くすると見やすいらしいけれど、工作が面倒だったのと、写真が撮りにくそうだったので、人間がピンホールの空いた紙を持って焦点を合わせる最も簡単な(原始的な?)方法で観察することにした。

1220(↑欠け始め)

 我が家で日食が始まったのが午後1時を少し過ぎたあたりでした。

1221(↑欠け始めの画像の部分拡大画像)

 左側から欠け始めました。

1250(↑欠け始めから30分)

1251(↑欠け始めから30分の画像の部分拡大画像)

1325(↑欠け始めから55分)

1326(↑欠け始めから55分の部分拡大画像)

1332(↑欠け始めから1時間13分、食の最大の頃?)

1333(↑欠け始めから1時間13分の画像の部分拡大画像)

 食が最大になった頃に薄雲が出始めて、(危険だけれど)サングラスをかけて太陽をチラッと見る事ができたので、(フィルターのついていない)カメラを直接太陽に向けて撮影してみることに…

003ss(↑薄雲のかかった太陽)

003s(↑一つ上の画像の部分拡大画像)

 『下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる』で、数枚の日食の画像の撮影に成功?

1349(↑欠け始めから1時間30分)

1350(↑欠け始めから1時間30分の画像の部分拡画像
欠け残りの部分が左上に移動してもどり始める)

1418(↑欠け始めから1時間58分)

1418s(↑欠け始めから1時間58分の画像の部分拡大画像)

 食の最大が過ぎて後は薄雲がかかることが多く、ピンホール法では観察が難しかった。
(太陽が満ちてきて光量も多くなると、フィルターや専用グラスなしで太陽を見る事もできなくなった。)

1450b(↑欠け始めから2時間30分)

1450a(↑欠け始めから2時間30分の画像の部分拡大画像)

 欠け始めから2時間30分の頃には、太陽も完全にもとに戻っていた。

Image2s(↑左:食の最大の頃の裏庭
右:日食が終わった頃の裏庭)

 食の最大の頃と日食が終わった後の裏庭の写真も撮ったのだけれど、パッと見にはあまり変わらない。
 実際目で見た感じだとかなり薄暗い感じがしたのだけれど…

 アメリカ人の友人によると、次に同様の日食が北米で見られるのは約90年後だそうで…
どう考えても私はそれまで生きていられないよなぁ…

おまけ:

Image1(↑日食イベントの案内のマーカー)

 日食の日の朝に図書館の近くの公園にポケモンGOをしに行ったら、図書館の駐車場が閉鎖されていて、日食観測のイベントの準備をしていた。
 図書館で日食観測のイベントがあることは知っていたが、1月前にイベントの説明会があってそれには参加していないので、参加することができなかった。
(一月前までは皆既食の見られる地域に行く気満々だったから…)

Img_4889s(←の大学で無料で配られていた日食グラス)

 夏休みの間帰省していたは、日食の日から大学の授業が始まるので、日食の前日に他州に戻っていた。

 大学に行くと無料で日食グラスを配っていたが、日食の時間は会計学の講義の時間と重なっていたため観察を諦めていたらしい。
 ところが、講師が
「みなさん、今日は日食です。
私はこれから日食を見に行くので帰ります。
皆さんも日食(見たかったら)みてください」
と、授業を早めに切り上げてくれたそうです。

Img_4888s(←がスマホに日食グラスをかけて撮影した画像)

 私と怪獣が裏庭で日食観測をしていたら電話がかかってきて、無料で配られた日食グラスの画像とスマホで撮影した日食の画像を送ってくれた。

 

 

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コメント

>梓さん
 こんにちは~おひさしぶりです。
訪問&コメントどうもありがとうごさいました。
 今回の日食は我が家のある地域は部分食だったので、皆既食のところまで行けばよかったかな…と、少し後悔しました。
 陸続きなんで、無理すれば行けたんですけれどね。
 
 
 
 
>ペリカン文書さん
 訪問&コメントありがとうございます。
 日本でも数年前に日食があったのですね。
『日食 観察法』で検索すると結構日本のサイトがヒットしたのはそういうわけだったのですね。
 「人類よ争いを止めよ」は笑いました。
 昔は日食が起こるとその時の政治のリーダー(日本では天皇)が良くないからだと言われていたけれど、その考えで行くとトランプ大統領は悪いリーダーになっちゃいますね。
 
 
>ニッキーべスさん
 訪問&コメントありがとうございます~
 日食観測は疲れましたです~ほんの3時間くらいだったのに…
 こちらは8月も下旬になり、随分涼しくなってきました。朝晩の気温は15℃くらいです。
 日本は残暑?遅い夏?で大変ですね。
お体ご自愛ください。

投稿: yuuki | 2017年8月27日 (日) 02時37分

よかったですね~娘さん綺麗に日食スマホで撮影してくれて素敵ですよ(^_^)話変わりますがブログ見てくれてウレピワン(*^^)vそれから日本は凄く暑いにですがyuukiさんも住んでるアメリカも暑いんでしょうね(^_^)今日は雨が降ってこちらは涼しかったですが・・・また暑くなるみたいです<(_ _)>まだまだ暑い日が続くのでお互いに体気を付け様ね(^^♪遅くなりましたが残暑お見舞いもしあげますヽ(^o^)丿

投稿: ニッキーベス | 2017年8月26日 (土) 22時47分

去年だったか、一昨年だったか、東京でも部分日食が見られて(沖縄の方では皆既日食だったような)、その時の日食メガネが何処かにしまってあると思います。ああした神がかり的な、大自然の驚異的なイベントに、人類は興味津々というか、畏敬の念を感じるようです。皆既日食で真っ暗になったと同時に、大音量で、「人類よ、争いを止めよ」なんて声が響いたら、少しは平和に近づくかも知れません。(尤も、地域が限定されているので、世界平和にはほど遠いでしょうが、、、。)

投稿: ペリカン文書60 | 2017年8月25日 (金) 06時15分

こんにちは。お久しぶりです。
北米大陸(やや斜めでしたっけ)横断皆既日食のブログが読めるなんて、感動ですヽ(´∇`)ノ
ピンホールを「2017 8 21 日食」に開けるのは素敵なアイディアですね。
分かりやすいし、記念になりますよね。
原始的(失礼…(^^;)な方法ですがハッキリ見えるもんなんですね。
30年ほど前、私の住んでいた地域では金環食がありました。
当日、私は体調不良で学校を欠席してゴロゴロ。ふと「昼間なのに異様に暗いなぁ」と思ってベランダに出ると向かいのビルの屋上で黒い下敷きみたいなモノを持って空を見上げている人々が…。
「金環食って今日だったんだ」と思い出して手近にあった紺色のミニ引き出しの中身を出して、太陽を見上げて観ましたo(^-^)o
既に殆ど欠けていたのですが、ダイアモンドリングの瞬間を見る事が出来ました。
この瞬間を観られて良かった…と体調不良も忘れる程、感動的でした(*^∇^*)
翌日、学校に行ったら「金環食の時は暗かったし、先生も浮き足立っていて、授業にならなかった。日食観察用の分厚い黒い下敷き(ナンカ特殊な板で市販していたらしい)所持率も高かったから、皆で見たよ」と級友が言ってました(^^;…。
日食観察も勉強のうち…ですよね(^O^)/

投稿: 梓 | 2017年8月25日 (金) 02時21分

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