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2019年9月 7日 (土)

シロ(猫)追悼2&『虹の橋』

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(↑2016年5月)

 前回の記事からの続きです。
 3歳の時(2006年)に渡米して以来、獣医いらずで過ごしてきたシロでしたが、陰りが出始めてきたのが2016年春に右上の犬歯抜けてからでした。

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(↑3月31日、犬歯が抜けた後の穴)

 1本犬歯が抜けても、以前と同じようにカリカリは食べてられていました。

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(↑2017年)

 2017年4月には血尿が出て通院になり、同じ頃左上の犬歯も抜けてしまった

 カリカリは食べているものの、1度に食べる量が多いともどすようになったので、1回の食事の量を減らして1日2回から1日3回に回数は増やしました。

 9月にはまたもや体調不良で獣医のお世話になり、検査は色々するけれど、肝臓のALTの数値が高いことが分かっただけで、これといった治療はないまま過ぎていった。

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(←2018年4月、フライドポテトの匂いを嗅ぐ) 

 2018年の夏に、暑さのせいか食慾が随分落ちてしまい、カリカリだけでなく食慾がない時には缶のキャットフードも食べさせるようになりましたが、体重は増加しないままでした。

 10月末には、またもや血尿が起って獣医に行き、細菌の培養検査をする予定が手違いで取ったサンプルが送られないまま治療はうやむやに…
004s_20190904071101(↑2018年12月)

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(↑2019年6月、新しく貼替えたキッチンの床の上で)

 2019年の前半は体重は減って来たものの、カリカリを普通に食べて生活していました。
5月の頭に、の卒業式に参加するために1週間家族で旅行した時も、ペットシッターに頼んだ1日1回のカリカリの給餌だけで元気に過ごしていました。

 体調が崩れてきたのは6月になって、最高気温が30℃を超える真夏日で夜も25℃を切らない熱帯夜になったあたりからです。
食欲が落ちて3回のうちの1回は缶のフードに置き換えるようになりました。

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(↑2019年6月)

 6月の下旬には、水も食事も自力では食べなくなってしまったので、以前獣医で処方してもらったペースト状の缶フードをアイスクリームのヘラのようなもので口に入れて食べさせ、水はシリンジ(注射器の針のついていないもの)で飲ませました。
 1日3回、2日くらい続けた後、人間の食事用に買ったマグロの赤身の刺身を細かく切ったものをマダラ猫に食べさせるために小さなボウルに入れて置いたら、シロが寄ってきて食べ始めたので、シロの分を新たに切って食べさせました。
 マグロの刺身を食べた翌日からは自力で食べ始めたので、また2食カリカリで、1食は缶フードの食事に戻しました。
その後も7月中は、自力で食べない時は人間が2~3日食べさせると、食欲が戻ってカリカリと缶の食事に戻るという事を繰り返していました。
Img_6949s(↑2019年8月26日、亡くなる2日前)

 8月になって再び体調を崩して、カリカリは食べ亡くなったので、1日3回の食餌を全部缶のフードに替えました。
食べさせていたのはフレーク状の缶詰めで素材の形の残っているものだったのですが、次第にそれも食べなくなり、ペースト状の市販の缶詰に変更しました。

 8月の2週目くらいからは、自力で水が飲みにくそうだったので、1日3回食事の前後にシンリジで水を飲ませていました。
(食事は自力で食べていた。食べない時には人間が食べさせると2~3日でまた自力で食べるようになった。)

 8月の3週目に、体力も落ちてきたのか、階段の上り下りが1段ずつになり、トイレ以外の場所で粗相もするようになってきました。
8月の3週目の週末に、また自力では食事ができなくなったので、人間が食べさせるようになり、土曜日にマグロの刺身を買ってきて食べさせたのですが少し食べただけで食慾は戻りませんでした。
 この頃から1日中家具の下などで寝ていることが多くなり、8月の4週の頭には2階へ上がることもなくなりました。
(それまでは、マダラ猫と一緒に夜は2階の夫婦の寝室で寝ていた。)

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(↑2019年8月28日、亡くなった直後)

 亡くなる1日前の夜から、人間が餌を食べさせても食べた後に戻すようになり、亡くなった当日も食事を戻す状態が続いたので、獣医に連絡して診察を頼んだのですが、予約でいっぱいで診られないとのことだったので、翌日の朝に予約を入れました。
「もし、かなり調子が悪そうなら救急専門の獣医に連れて行くように」と、場所も教えてもらいましたが、調子が悪いのに無理に連れ出すのは負担になるだろうという事で、翌日を待つことにしました。
 容体が急変するかもしれないので、できるだけ家にいたかったのですが、8月の第4週から怪獣のカレッジの新学期が始まり、その日は車で1時間くらい離れたキャンパスで怪獣の授業がありました。
 私たちが学校に行っている間は留守になってしまうので、に電話をして仕事からできるだけ早く帰ってもらうようにお願いして、学校へ出かけました。

 が6時頃仕事から家に戻ると、シロ(猫)がトイレに行く途中で倒れていて、抱き上げると苦しそうだった顔が少し柔らかくなって、暫くして亡くなったそうです。
 私たちが学校から帰った6時半頃には、既に冷たくなっていました。

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(↑シロ猫を埋めた場所、矢印の先に目印の石を置いてある)

 猫を飼っているアメリカ人の友人数人に、自宅の庭に埋めることが可能かどうかテキストメッセージで訊いたら、その中の一人から「庭に埋めることは可能。池や川や湖などの水源から200フィート(60メートル)以上離れていること。最低2フィート(約60センチ)の深さに、死後24時間以内に埋めるのが州の法律。」と返事が返ってきました。
 他の友人からは、「自分が埋めた時は、梱包して埋めた。火葬してくれるサービスもあるけれど、どこでやっているのか値段はどれくらいなのかわからない」と返事がきたので、翌日の朝に(は午前中仕事を休んで)庭に穴を掘って埋葬しました。

 埋葬の翌日に、別のアメリカ人と話す機会があって、飼い猫が亡くなって自宅の庭に埋葬した、と、話しました。
そうしたら、その人の家で以前飼い犬が死んだのだ時の話をしてくれて、その時はどうしたらいいのかわからなかったので、その人の旦那さんがゴミ袋に入れてゴミ箱に放り込んで他のゴミと一緒に回収してもらったら、子どもたちが相当怒って非難の嵐だったそう。
 確かに死んだらただの物体でしかないかもしれないけれど、子どもたちにとってはショックでしょうよ…と、思いました。

 

『虹の橋』について:

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 『虹の橋』は作者不詳の詩で、ペットを亡くした人の間で語られている伝説のようなもの。

原文は英語で、日本語訳は…

天国には「虹の橋」と呼ばれる場所があります。

飼い主にこよなく愛されていた動物は全て、この虹の橋に集まります。

誰もが皆、走り回ったり遊んだり出来るよう、ここには草原や小高い丘があります。

食べ物も飲み水も豊富にあり、太陽が暖かく照り付けてとっても心地よい場所です。

病気や老いで弱っていた動物たちは、全て元の元気な体に戻ります。

傷ついたり体が不自由だった動物たちも、全て健康で活力に満ちた体を取り戻します。

それはちょうど、飼い主がペットが元気だった頃を懐かしむときの姿です。

動物たちは皆満ち足りており、何の不満もありません。

でも、たった一つだけ、気がかりなことがあります。

それは一緒に虹の橋に連れてくることの出来なかった、飼い主であるあなたのことです。

動物たちはみんな仲良く集まってはしゃぎ回りますが、 そのうちふと足を止めて遠くを見つめるときが来るでしょう。

やがて瞳がらんらんと輝き、体が震えだしたかと思うと、

突然仲間のもとから離れて緑の草原を駆け抜け、飛ぶように走りに走るのです。

そう、あなたを見つけたのです。

特別な感情で結ばれたあなたと友達は、とうとうこの場所で再会を果たし、

もう二度と別れることのない新たな出会いに胸を躍らせます。

友達はあなたの顔にキスの雨を降らせ、

あなたも懐かしい友達の体を撫でて長いこと見ることの無かったその瞳を見つめます。

片時も忘れることの無かったその瞳を。

そうしてあなたと友達は、共に虹の橋を渡るのです。

(↑日本語訳:虹の橋~原文と日本語訳より引用)


『虹の橋』の詩には2番や3番などが新たに付け加えられたり、色々なバリエーションが加えられたものもあります。
その中で、猫の『虹の橋』の詩(英文)があったので紹介します。

The Rainbow Rridge (for your cat)
By Kirk J. Rudell
July 14, 2018

Just this side of Heaven is a place called the Rainbow Bridge.

When an animal that has been especially close to someone here dies, that pet goes to the Rainbow Bridge—even your cat! There are meadows and hills for all of our special friends where they can run and play together. There is also a dark closet for your cat to dart into, because, well, there are a lot of dead special friends running around. Kind of hectic and exposed out there in the meadows and hills.

In the back of the dark closet is a shelf, and on that shelf is the comfiest, coziest cat bed. But your cat will go to the other side of the shelf and burrow into the stacks of expensive sweaters—sweaters that cost a fortune to dry-clean—and after a while it’s, like, fuck it, the sweaters are the cat bed now.

And that’s O.K. at the Rainbow Bridge, where all the animals who had been ill and old are restored to health and vigor, just as we remember them in our dreams. Your cat, threatened by the presence of so many healthy, vigorous animals (even though, truly, they could not care less about him and barely noticed his arrival), will start marking every part of the Rainbow Bridge, until the meadows and hills have a sort of stale ammonia smell.

The animals are content (even your cat, mostly), except for one small thing: they each miss someone very special to them, who had to be left behind. But then the day comes when an animal pauses and looks into the distance. His eager body quivers. Suddenly, he begins to run away from the group, flying over the green grass, his legs carrying him faster and faster.

You have been spotted. Well, not you. That’s more an example of what happens with the dogs. When you show up, you will look around at all the happy, healthy, former pets and think, Huh. Where’s my cat? And then you will catch the ammonia smell (remember when your house smelled like that?), and you will see the dark closet, and you will know. And you will joyously throw open the closet door and yell “Felix!” and he may look up. Maybe not. Probably not. And you will clap your hands and call for him, as you used to do before you were both, you know, dead, and he will remember that sound, and the excitement in your voice, and it will disgust him. Your unquenchable thirst. Your vulgar need. And he will yawn and stretch and extend a claw and pull on a cashmere thread—a loop he’s been working all day—until, gently (oh so gently; you love this little asshole!), you reach into the closet and lift him up and cover him in kisses.

And, as you scratch his ears the way he likes, and look once more into his trusting eyes, he bites your hand for NO GODDAM REASON YOU WERE JUST PETTING HIM, and you drop him, and he runs back into the closet, and he vomits on the sweaters, and you fish him out again and then you cross Rainbow Bridge togeth—

Nope. You were halfway across, and you stepped on a stick or something, and the noise freaked him out, and he raked your chest and leaped down and ran back to the closet.

You live in the meadow now. You and your cat. For eternity.

(↑the NewYorker "the Rainbow Bridge (for Your Cat)”より引用)

 

緑色の文字の部分が原作に加筆されたり書き換えられている部分で、

・沢山の亡くなった動物たちでいっぱいの草原や丘の喧騒から逃れるための戸棚があったり、
・戸棚には猫の寝床があって、それは高価なドライクリーニングが必要な(飼い主の)セーターでできていたり
・猫は(猫の到着を気にも留めない)元気いっぱいの動物たちに脅かされていたり
・虹の橋の詩の動物の飼い主を見つけた時の反応は主に犬の反応で、猫の飼い主は元気いっぱいに走り回る動物を見まわしながら、私の猫はどこ?と探して、戸棚で遂に飼い猫を見つける。
・やっと探し当てても猫は無反応であくびをしている。
・原文ではペットが飼い主にキスをする事になっているが、猫の場合は飼い主が猫を抱き上げ猫にキスをする事になっていたり
・以前のように耳の後ろを掻いてやると、噛みついて戸棚に戻り(高級な)セーターにゲロを吐く
・めげずに猫を捕まえて猫を抱いて一緒に虹の橋を渡るはずが…
・飼い主が途中で何かに躓きそれに驚いた猫は飼い主の胸をひっかいて、戸棚に戻ってしまう。
・このようにして、飼い主と猫は永遠に草原でくらしている。

と、いう内容で、「いかにも猫らしい反応だなぁ」と思いました。

 

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コメント

>正体不明さん

訪問&お悔やみ&コメントありがとうございます。

『虹の橋』の詩が知られるようになったのは、ここ30年くらいのことだと思います。

仏教は転生輪廻なので、動物も人間も次は何で生まれるのかわからないですよね。
仏教では転生しないで、次のステージ(仏の領域?神の領域?)に進むのが現世での最終目標と聞いたことがあります。

投稿: yuuki | 2019年9月13日 (金) 11時10分

「虹の橋を渡る」
このように考えることは,救いですね。キリスト教の方が、子供やペットの純真な魂の受け入れが,仏教より善いように思います。
シロ猫さんのご冥福をお祈りします。

投稿: 正体不明 | 2019年9月10日 (火) 07時38分

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