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2020年1月11日 (土)

ゲーム障害 (異常心理学のタームペーパー)

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 去年の秋学期に取っていた異常心理学のクラスでは、タームペーパー(期末レポート?)の課題があり、精神疾患の中から一つを選び、その疾患について論文などの文献を最低5つ読んでわかったことを書くという課題でした。

 教科書に載っている精神疾患は沢山あったのですが、私は教科書の中からは選ばずにゲーム障害(ゲーム依存症)を選びました。
選んだ理由は、私がポケモンGOにはまっていて、毎日のようにプレーするので「もしかしたらゲーム依存になりかかっている?」と、危惧したからです。

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 ゲーム障害は一般にはテレビゲーム中毒やインターネットゲーム中毒として知られていて、他の依存症と同じ衝動コントロール障害の一種とされています。WHOとAPA(アメリカ心理学協会)から診断基準が出されているのですが、今のところ「さらなる研究が必要な状態」で、まだ正式な精神疾患として認められていません。
 正式な精神疾患ではないけれど、教師がペーパー(レポート)の題材として適切と判断したので、この題材で書けることになりました。

 ペーパーの内容は、『ゲーム障害』とは何か、診断基準は?どのような人がリスクが高いのか?なぜハイリスクなのか?の4点についてでした。

 診断基準などは専門性が高いのでこの記事には書かないけれど、ゲーム障害の症状は、ゲームプレイをコントロールできない、ゲームを最優先させる、ゲームの他のことに興味がなくなる、学業や仕事に支障が出たり手につかなくなる、ゲームプレイすることによって不都合や問題が起こっているにも関わらず止めることができない、リアルでの人とのつながりを避けるようになる等です。

 統計によると、ゲーム障害になりやすいのは、18-24歳の男性が最も多く、他にもストレス、鬱、不安、ADHD、自閉症スペクトラム障害などがリスク要因とされています。
 私が読んだ2つの学術論文によると、同じ状況でもストレスに敏感な人の方がストレスに対して鈍感な人(ストレスを感じにくい人)よりもゲーム障害に陥りやすく、人との関わりが上手く行っていない人(対人関係に問題のある人)が(現実から逃避するために)ゲームにのめりこむ傾向があるそうです。

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 ペーパーを書くために色んな文献やウェブページの記事を読んでわかったことは、「私はゲーム障害なのじゃないか?」と、思っていたのはただの杞憂だったということです。
 ゲーム障害の診断基準は結構厳しく、専門家の意見によるとゲーム障害に当てはまるのは人口の0.3-1%で、ある統計によるとゲームプレーヤー人口の3-4%だそうです。
(ほとんどの人は当てはまらない。けれど、世界で最もギャンブル依存症の高い国は日本なので、日本だけで統計をとったらもう少しゲーム障害に診断される率は高いかも…)

 

 

 

ペーパー(レポート)を書く時のコツ:

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 タームペーパーの規定は本文最低5ページ、参考文献5つ以上だったのですが、私提出したのは本文は5ページ半、参考文献は11本、提出したのが期限の2時間前でした。
 参考文献の数以外は条件ギリギリで、マイナーなフォーマットとミススペルがあったものの、何とかAを取ることができました。
 ミスがいくつかあったにも関わらず、良い成績が取れたのは、恐らく選んだトピック(『ゲーム障害』)が教科書に載っている精神疾患ではなく、他の生徒が選ばなかったユニークなものだったからだと思います。
 参考文献の数が規定の数を大幅に上回っているのは、新しい情報をふんだんに提供して、教師の興味を引くのが目的でした。
教師だって人間だから、似たような内容の、しかも自分が授業で教えている知識や情報が書かれたペーパー(レポート)を何本も読めば退屈するでしょう。
 そこに毛色の違ったトピックに、まだ知らない情報満載のペーパー(レポート)が混ざっていたら、(小さなミスくらいなら気にせずに)楽しく読めるし、良い印象(プラスのバイアス)を持つでしょう。
教師のコメント欄に
”Thoroughly enjoyed reading this paper.
Excellent job on references!”
と、書かれていたのは(狙い通りの反応で)嬉しかったです。

 私も含む英語が母国語ではない学生は、正攻法の真面目なペーパーではアメリカ人学生に太刀打ちするのはほぼ無理なので、

提案その1:ペーパーを書く時は、読み手(採点する人)が楽しめるトピックや内容を選び、読ませ方も工夫しよう。

提案その2:イントロダクション(導入)やボディ(本文の最初)は、ペーパーの第一印象を左右する。文法やスペルミスは徹底排除しよう。
一度いい印象を持ってしまえば、後半で1つや2つスペルミスがあっても見逃してもらえる。(それでもペーパー全体で2つくらいが限度)

 

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コメント

>モカさん

訪問&コメントありがとうございます~

ゲームってついついはまっちゃいますよね~
一度でも課金しちゃうとズブズブいってしまいそうなので、私は非課金って決めてます。
課金するほどゲームを有利に進められないけれど、そこそこ楽しんでいます。

ランカーさんたちとか、いつ寝てるの?どれくらい課金してるの?
って、思います。

レポートの内容や構成って、言語は違ってもコツは同じですよね。
日本の学校ではレポートの書き方を教えないので、義務教育で教えるようにしてくれたらいいのに…

投稿: yuuki | 2020年1月17日 (金) 06時36分

私も自分がゲーム障害なのかも…って思う時ありますww
ゲームは「クイズ魔法使いと黒猫のウィズ」「ヘイデイ」の二つですが…
ランカーってわけでもないので「程々のゲーム好きおばさん」だと思っています

ツレには一歩手前ぐらいまで思われているでしょうが「楽しみがこれしかないのだから大目に見て」と言ってあります(^◇^;)
タブレット1個で機嫌良くなるんだからお安いよね(←自分で言うな)

「介護の息抜きがゲーム」と言うリアル友と時々あれこれ情報交換してますww

ペーパーのコツ、きっと日本も同じだよね
興味持って読んでもらうのが最良だと思います
お疲れ様でした

投稿: モカ | 2020年1月14日 (火) 06時36分

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