First Responderのクラスの登録取り消し 使い捨て手袋の外し方(再掲)
冬学期にFirst Responderのクラスを取っていたのですが、COVID-19の影響でオンラインの授業になってしまったため、登録の取り消しをしました。
講義を受講して、筆記試験と実技の試験を受けるとEMR(Emergency Medical Responder)の証書が貰えるはずだったのですが、オンラインの講義では実技の習得が難しいし、実技試験が受けられる見通しも立たなかったためです。
(↑American Red Cross,Emergency Medical Responce, p21より引用)
登録は取り消してしまったものの、それまでFirst Responderのクラスで学んだことが、感染について英語で理解するうえで役にたったのは良かったです。
First Responderの教科書では、感染についてはEMR(Emergency Medical Responder)の職種と役割(第1章)に続いて第2章で学ぶ、最優先事項です。
今回のCOVID-19で意外にも役にたったのは、使い捨ての手袋の外し方でした。
COVID-19はDirect Contact(直接接触)、Indirect Contact(間接接触)、Droplet Transmission(飛沫感染)で、Entry Site(侵入部位)は粘膜なので、ウィルスのついたものを触った手などで、目や鼻や口などの粘膜に触れることで感染するらしいので、外出の時に使い捨て手袋を使うことで、手にウィルスが付くのを防ぐことができます。
使い捨て手袋を外す時は菌やウィルスが手につかないような外し方があり、それをFirst Responderのクラスの最初の授業の実習で繰り返し練習しました。
手袋の外し方は以前の記事の続きを読むに書いたのですが、今回の記事に再掲することにしました。
似たような外し方が自衛隊のコロナ対策PDFにも掲載されているそうです。
手袋の外し方:
First Responderはケガ人や急病人に処置をする時は必ずノンラテックスの手袋をかけるのですが、処置が終わった後手袋を外す時に、体液や血液や感染性の菌やウィルス等で手袋の外側が汚染されている可能性があるので、手袋の外側に素手が触れないように手袋を外す練習をします。
(↑手袋を付けているところ)
①片方の手でもう片方の手袋の手首の部分(外側)をつまむ
②つまんだ側の手袋を半分折り返す
(親指の先が見えている状態。折り返す時に手袋の内側部分に外側の面が触れないようにする。)
③手袋を折り返した側の指で、もう一方の手袋の手首の部分をつまみ完全に手袋を外す
(↑片方の手袋を完全に外したところ
外した手袋は内側のクリーンな部分が裏返しになって外にでている。)
④片手は外した手袋をつまんだまま、外した裏返った手袋で①で折り返した部分を手袋のついていない手でつまんでもう一方の手袋も外す。
外したら、そのまま持ち替えたりせずに、バイオハザードの廃棄箱に捨てる。
(手袋の外側と素手が触れないように注意)
↑の画像では指輪をはめたままですが、作業の時はアクセサリーなどはつけてはいけないことになっています。
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