娘のケーキ店の手伝い2 ホールの装飾の変更
12月に入って22日まで、娘のケーキショップの手伝いに行っていたのだけれど、私が火傷をしてしまって暫くお菓子作りを手伝うことが出来なくなったので、片付けや装飾の変更をすることにした。
(↑↓変更前の店内
ケーキのショーケースの隣の棚)
開店したての頃、店内のインテリアにまでは手が回らず、お客さんのコメントで「店内のインテリアが退屈(つまらない)」と、書き込まれて、「何もないよりは…」と、適当な飾りやフレームを買って棚や壁を飾ることにしたらしい。
ケーキのショーケースの隣の棚の一番上には、クッキーやブラウニーなどの冷蔵の必要のないお菓子を並べて売っているのだけれど、
二段目には、
①フレンチブルドッグの置物やリャマの飾りや松かさのポプリが置かれていて、
その下のメッシュの開き戸の部分②はケーキを入れる箱やストローやフォークなどのストックの入った段ボール箱が置かれており、
③クッキーやブラウニーの箱の隣の棚の一番上にはアイシングで作った、オーダーのデコレーションケーキの模型が置かれているのだけれど、その下の段には(お菓子とは関係のない)小説のペーパーバックの本や造花などが並べられていた。
④ショーケースと棚の奥の壁にはいくつか小さなケーキの写真が飾られていて、時計は電池が消耗して時間が合っていなかった。
(↑入口から店内を見たところ)
(↑変更前、入口から見て左手奥の壁の写真)
一緒にお店をやっている友人は、フレンチブルドックの飼い主でお店のロゴにもフレンチブルドッグを使っているし、入り口から入って左手の壁と奥の壁には飼い犬のフレンチブルドッグの写真が沢山飾ってあって、店に入ったら(サイズは小さいけれど)犬の写真ばかりが見えるようになっていた。
飼い主として自分のペットが可愛いのはわかるけれど、ケーキショップに何故ケーキの写真より犬の写真が多い?ここはケーキ屋なのか?それとも犬を売買しているのか?
(↑変更前:レジと飲み物のコーナー)
レジの脇にはジュースやコーヒーなどの飲み物を作るコーナーがあるのだけれど、飲み物の写真に混ざって犬の写真が飾られていたり、犬の絵の描かれている額などが置かれていた。
また、クッキーを置いてある棚と同じように、一番下のメッシュの開き戸のついている段は中のごちゃごちゃした荷物が丸見えになっていた(水色の楕円の部分)。
私はインテリアコーディネーターでもステージャーでもないけれど、余りの雑然とした感じに耐えかねて荷物などの整理や飾りの装飾を私のポケットマネーで自腹を切ってやらせてもらう事にした。
(↑変更後のショーケースの隣の棚)
①クッキーやブラウニーの棚の2段目は犬の置物などを除けてプレゼント用やホールケーキを購入するとついてくるケーキを入れるボックスをディスプレイ。
②ストックの入っている段ボール箱がお客さんから見えないように、メッシュの扉の部分に白のプレゼンテーションボードをはめ込んで目隠し。
③小説のペーパーバックの本や造花の飾ってあった棚を黒のプレゼンテーションボードで区切り、お客さん側には①に飾ってあった犬の置物などを移動して、置物の下の段にはケーキの写真の額をディスプレイ。
内側からは値札を入れた箱などの小さなものを置いておけるようにしました。
④壁の時計は電池を交換して、時計の下にはショーケースにはおいていないけれど、裏の冷蔵庫などに保管している生チョコやカステラの写真などを並べた。
ショーケースの後ろにある冷蔵庫の上の部分には、ショーケースで売っているケーキのスライスの写真を張り付けた。
(↑変更後:入り口から店内を見た所)
(↑変更後:入り口から見て左手奥の壁の写真)
入り口から見て左手と奥に飾ってあった犬の写真はオーダーメイドで作ったケーキなどの写真に交換し、キッチンに続く奥まった壁(入口から最も目につく壁)にはポスターのフレームにポスターサイズのケーキの写真を飾った。
(↑変更後:レジと飲み物のコーナー)
レジと飲み物のコーナーのメッシュの開き戸も、プレゼンテーションボードをはめ込んで中のごちゃごちゃがお客さんから見えないようにした。
飲み物の写真と一緒に飾ってあった犬の写真も外して飲み物の写真に交換した。
(↑入口から見た店内のビフォーアフター)
(↑ショーケース隣の棚&壁のビフォーアフター)
(↑レジと飲み物コーナーのビフォーアフター)
プレゼンテーションボードや小さな写真のフレームは1ドルショップで購入。
ポスターフレームはウォルマートで購入。
写真はドラッグストアで現像しました。
写真の現像に最もお金がかかり、約130ドルくらいかかりました。
ボードやフレームは全部合わせても70ドルくらいでした。
アフターの方は「ケーキの写真だらけでくどいかな?」とも思いましたが、スペースを開けておくと犬の写真や置物を置きそうなので、無理やりケーキの写真を飾っておいた感じです。
おまけ:
お店の装飾を変更するために、1ドルショップにフレームやプレゼンテーションボードを買いに行った時の事です。
クリスマスの前と言う事もあってレジは長蛇の列で、私の前にはクリスマスカードを買いに来たお爺さんが並んでいたのですが、そのお爺さんが、買い物かごに入らないボードやフレームを両手いっぱいに持って並んでいた私を見て、「荷物が沢山で大変だろうから、先に会計しなさい」と、順番を譲ってくれました。
一人譲ってくれても大した差はないので最初は辞退したのですが、「どうしても」と、お爺さんの方も譲らないので、ありがたく先に会計させてもらう事にしました。
会計が終わってカードで支払おうとしたら、お爺さんが先にレジの人に現金を渡して「彼女の分を支払いたい」と、言っていました。
順番を譲ってくれた上にお金まで払ってもらうのは申し訳なくて、断ろうとしたのですが、「クリスマスプレゼントだから、メリークリスマス!」と、言って結局税込みで17ドルとちょっと(自分が会計したのではないので正確な額はわからない)払ってもらいました。
(70ドルのうちの17ドルはお爺さんが払ってくれたので、私が使ったフレームやボードの額は実質53ドルくらいと言う事になります。)
最近はアメリカ人も多様になって来て、クリスチャンの割合も減ってきているのですが、このお爺さんのように昔ながらのクリスマスの精神を実行する人もまだいるんだなぁ…と、心が温かくなりました。
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