
11月の第2土曜日に、夫のバイク仲間のI奥さんから「息子にワイシャツを買いたいんだけれど、サイズはどこをどう測ればいいの?」と、電話が来ました。
(↑2017年、Iさん夫妻とツーリングに行った時のIさんの運転するバイク)
「首回りと首から袖口までの長さでサイズが決まるんだよ~。紳士服のお店に行ったらサイズを測って合うサイズを出してくれるよ~」と、返事をしたら、I奥さんが、「1回しか着ないかもしれないから、高いのは買いたくないし…」と、言うので、「仕事の面接で着るの?」と私が質問したら、「仕事の面接だったら良かったんだけれど…実は…」と、Iさんが交通事故で亡くなったことを知らされました。

(↑ミシガン湖に沈む夕日を眺めるIさんご夫妻)
Iさんと夫はバイクがご縁で知り合って、Iさん夫婦と一緒にツーリングに行ったり、家族ぐるみでお付き合いがあって、この間も秋のお彼岸にIさん家族と我が家で食事会をしたし、11月の第4木曜日のサンクスギビングには他のバイク仲間も一緒に我が家での食事会にお招きする予定でした。
Iさんが400㏄のスクーターで優先道路を走行中、一時停止義務違反のピックアップトラックが突っ込んできて事故になったようで、ピックアップトラックの運転手は飲酒運転だったそうです。
Iさんはスピードを競って楽しむ(レース)タイプのライダーではなくて、いつも安全運転でスピードも制限速度未満しか出さず、長距離のツーリングや近場をバイクでクルージングするのが好きな人でした。
事故に遭った時も、職場からの帰りに少し遠回りしてバイクで走行していたそうです。
バイクで寄り道やふらっと出かける事はよくあったらしく、事故当日もI奥さんは「なかなか帰って来ないなぁ…」と、思っていて、何度かスマホに電話をかけたけれど、呼び出し音はするものの電話を取らない状態だったそうです。
真夜中頃に、Iさんの住んでいる市の警察官がIさん宅に訪問してきて、Iさんが事故に遭って亡くなったことを告げたそうです。
事故に遭ったのは別の市だったので、そこの警察からIさんの住んでいる市の警察に連絡が行って、警官が事故のあった市の警察の連絡先を知らせに訪問したらしいです。
あまりにも突然で、I奥さんも呆然としていたし、夫も私も実感がない感じでした。

(↑左から2番目がIさん)
Iさん家族はポケモンGOもプレーしていて、Iさんは私のポケモンGOのフレンドリストの仲良し度が2番目に高いフレンドでした(ちなみにI奥さんは仲良し度5番目です)。
Iさんとは毎日ギフトのやり取りをしていたのですが、亡くなった日からギフトのやり取りは当然の事、新しく捕まえたポケモンも更新されなくなっていて、本当に亡くなったんだと気が付きました。
亡くなった連絡を受けて、取り敢えずおにぎりなど調理せずにレンジで温めて食べられる食事を持ってIさん宅を訪れました。
I奥さんは事故のあった市の警察や搬送された病院や葬儀の手配などをしなくてならず、近くに住むバイク仲間のBさんの助けを借りながら進めていました。
また、日本に住む家族と葬儀の日程調整などのため連絡を取ったりで忙しく、食事を作ったり買いに行く時間もなかったようなので、10日くらいは食事を作って届けていました。
日本在住のIさんの家族は、パスポートが期限が切れていてパスポートを緊急発給してもらう必要があったため、直ぐに渡米できず、葬儀は亡くなって10日以上過ぎたサンクスギビング・デーの2日前に執り行われました。
最近のコメント