学問・資格

2014年3月 7日 (金)

ACTと卒業判定テスト

Scan(←うちのマダラ猫をスキャナーでスキャンしたもの
卒業判定テストとは関係ないです)

 今週の火曜日(3月4日)から3日間、怪獣は卒業判定テストを受けた。
(卒業判定というか、英語ではgraduation requirmentなのですが…)
 
 卒業判定テストはジュニア(日本の高校2年生)の、後期に受けるもので、州によって決められたテストを受けることになっている。
 
 私たちが今住んでいる州では、ACTにライティングを追加したものを州の卒業判定テストに使っています。
 
 卒業は1年以上先なのに、なぜこの時期に判定テストなのかと言うと、ジュニア(高校2年)でテストにパスしなかった場合は、シニア(高校3年)で受けなおしができるからです。
 
 の通っていた高校のあった州では、州が独自に作った卒業判定テストを使っていて、もジュニアの時にテストを受けたのですが、リーディングのテストで1点だけ足りなくてパスできず、翌年リーディングのテストだけを受けなおしていました。

 怪獣はIEPを受けていると言うことで、普通のカリキュラムの子とはテストの受け方が違います。
 怪獣の場合は、テストの問題は同じなのですが、テスト時間の延長が認められています。
 いつも学校で受ける中間テストや期末テストなどのテストでは、時間の延長と、テストの問題を説明してくれる補助がついていますが、ACTテストは業者のテストなので、IEPを受けているから自動的に(時間延長)などの配慮が受けられるわけではないです。
 
 そのため、今回のテストを受けるにあたって、前もって1月の下旬頃に、配慮を申請する用紙を提出。
 その後、配慮を認める通知がくると、時間延長などの配慮を受けることができます。
 
 また、テストの前の週に、テスト時間を延長すると、他の子と下校時間が違うため、スクールバスが利用できなくなるので、(お迎えが必要なら)各家庭で対応するように、お知らせが郵送されてきました。
怪獣はいつも徒歩で下校するので、特に親が迎えに行くことはなかった。)

 テストの初日は、(完ぺき主義者の)怪獣もナーバスになっていましたが、今回パスできなくても来年も受けられることを話したら、少し安心したようでした。
 
 このように、卒業判定テストや大学入学のための学力試験を受けるチャンスが複数回あって、(ハンディのある生徒は個人に合わせた配慮も受けられるのは、)一発勝負の日本の受験と違って、子どもたちにとってストレスが少なくて、まぐれや運ではなくて実際の学力をより反映した結果になるのではないかと思います。 
 
 
 

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2011年9月30日 (金)

英語の企業内公用語化とTOEIC

Image7 近年の国際化に伴って日本でも、企業内の公用語を英語にしたり、採用の時や昇進の時にTOEICのスコアの提出を要求するようになってきた。
 
 日本企業で特に外国との取引がなく、通常業務は日本語のみの会社でも、採用時のTOEICのスコアが500とか550と言う求人情報を目にすると、「なんだかなぁ~」と思う。
 
 外資系で英語圏に本社やオフィスがあったり、貿易関係の企業だったり、海外に生産拠点のある会社が一定レベルのTOEICのスコア(800以上)を求めてくるのはわかるけれど、日常業務は日本語のみの会社で必要もないのに英語力を採用の条件の1つにするのって意味があるのだろうか?
 
 それに求められるスコアも500~600くらいじゃ、仕事に使えるほど充分なレベルではないだろうし、リスニングとリーディングのみのTOEICじゃ文書の作成(ライティング)力や電話の対応(スピーキング)力があるかどうかまではわからない。
 
 採用する側の企業が流行でも追うかのように、猫も杓子もTOEICのスコアを求めるので、それに対応してTOEICの対策をしてテストを受ける人も増えてきた。
 対策の多くが文法の見直しと語彙を増やすことで点数UPを狙う物が多いように思う。
これじゃ大学受験の詰め込み英語と何の変わりもない。
(受験英語は実践ではほとんど役に立たないのに…)
 対策本の中にはいわゆる「裏技」を指南するものまであって、そこまでしないと目標のスコアが取れないのかと思う。
 最近の企業のTOEIC信仰は、TOEICのスコアは高いが英語の使えない人材を作ることに貢献しているようにしか思えない。
 
 英語の企業内公用化も似たような感じだと思う。
 英語力のある人材を求めるのはいいけれど、英語力はあるけれど他の仕事があまり出来ない人ばかりが集まってしまったらどうなるんだろう?英語は出来ないが優秀な人材を見逃す恐れはないんだろうか? 
 英語で業務をするときに日本語ほどうまく表現できなくて、業務の内容が薄っぺらになったりはしないのだろうか?
 また全社員が英語で業務が出来るように社員に英語教育をするのもいいけれど、そんな時間があったら本業の方の向上に力を入れて欲しいような気がする。

 英語力はないけれど優秀な人材を見逃したり、英語の教育に時間がかかって本業に取り組む時間が減ったりするリスクを冒して英語に力を入れても、進出先や取引先が英語を話す国でなかったら、あまりメリットがないのでは?
 
 英語はあくまでツールに過ぎないから、TOEICのスコアの高い人を採用したり社内を英語公用語化したとしても、国際社会で生き残れる保証はどこにもないと思う。
 40年前ならいざしらず、現代は欧米化じゃなくて国際化の時代だから、多言語ではなくて英語のみに力を入れた企業の戦略はいつか破綻しそうで怖い。

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2010年4月11日 (日)

ACT

Geo1010_005  が先週の土曜日(昨日)ACTのテストを受けに行きました。
今まで2回受験したけれど散々な成績だったので、今回は学校で開かれるACT対策の講習(50ドルで毎週土曜日8回の講習)に通って、勉強をしました。
 
(←講習で使った本。
以前の記事の写真のBarron'sの参考書よりは分かりやすいそうです。)
 
 先々週でその講習も終わって、先週がテストだったわけですが、果たして結果はどうなることやら…
の苦手なのはリーディングのセクションで、8回・2ヶ月の講習くらいでは急激なスコアアップは難しいのではないかと思っています。
 
多分今回のテストが、大学出願前に結果が出る最後のテストです。
今回のテストでいい成績が取れなかったら、オープン・エンロールメントの大学に出願することになると思います。
は中学の頃にアメリカに来て、(アメリカの高校は義務教育なので)高校受験を経験していません。
もし、オープン・エンロールメントの大学に入学したら、大学受験も経験することなく大学生になる事になります。
日本人の感覚だと、「誰でも入学できる大学なんて、これでいいのか?」と思ってしまいますが、入学者のほとんどが卒業できる日本と違って、アメリカの大学は勉強しないと卒業できないので、「どっちもどっちかな?」と言う感じです。

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2009年8月20日 (木)

TOEIC 3

Photo_2  先月受けたTOEICテストの結果が出ました。
 
(←ここはどこでしょう?ヒント:ヨーロッパです)

全くテスト対策をせずに受けてしまったので、

600点以下だったらかなり恥ずかしいぞ。」
「600点どころか、400点以下でも学部留学できる事を証明する事になったらどうしよう?


と、心配しておりましたが、
とりあえず830点と夫の会社の採用条件の最低レベルはクリアできたみたいです。
でも、履歴書に書けるほどの点数(850以上)でなかったのは残念でした。
 
試験対策をすればまだ点数は伸ばせそうなのですが、お金と労力と時間を使ってテストを受けても今回のように「うっかり」が酷くて回答のうち、20問以上マークミスをして直していたら、芳しい成績は期待できないので、今回かぎりにしようと思いました。
 
今回の教訓
「落ち着いて試験に臨むためにも、TOEIC対策は早めに始めよう。」
 
(↑の答え:「ため息のじゃなくて、橋です」。ベネツィア)

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2009年8月 2日 (日)

TOEIC 2

046  先週の日曜日にTOEICの公開テストを受けてきました。
場所は2駅先の大学でした。
会場に着いてみるとかなり沢山受験者がいて、TOEICって結構メジャーな試験なんだなぁと思いました。
 
(←ここはどこでしょう?ヒント:日本です。)
 
 テストはリスニングとリーディングの2セクションで構成されていて、リスニングが45分、リーディングが75分でした。
 
 リスニングは一斉に会場に流れる音声にしたがって回答すればいいのでよかったのですが、リーディングの方は問題の読み落しをしてしまって(しかも2回もやった)、マークシートのマークが1問ずつずれていることに途中で気がついて、1回目は20問くらい、2回目は5問くらいマークしなおしたので時間を取られてしまい、最後の2問は問題を読まずにあてずっぽうでマークしてしまいました。
 
 リスニングのパート1とパート2は短文で簡単でした。
文法的には中学レベルなのではないかと思いますが、受験英語などと比べるとスピードが速い(それでもアメリカ人のノーマルのスピードより少し遅めでした)ので、TOEICテストに慣れていない人には大変かもしれません。
 
 リスニングのパート3は先読み(テスト用紙に書かれた問題や選択肢を先に読んでから音声を聞く)と言う方法で回答する人が多いみたいで、リスニングの内容が流れた後に問題文読み上げられるのですが、問題文を読み上げている最中に次の問題文と選択肢をを読むためにページをめくる音が聞こえていました。
 私も真似してやってみたのですが、問題文を読むだけで精一杯でした。
どうでもいいことについてはばっちり働くビジュアルのセンスが、こういう時に(試験などの時に)は役に立たないのは何でだろう?と不思議です。
(多分緊張しているからかもしれません。)
でも、取り敢えず問題を解くには支障がなかったので、「結果オーライ」ということで・・・

リスニングもリーディングも特に難しい英語ではなかった(時間の制約がなくて、リスニングのスピードがもう少し遅ければ、中学生でも満点に近いスコアが取れるのではないか?と思いました)けれど、量が多いので問題を速く解くコツをマスターする必要があるなと、思いました。
テストに慣れてくれば、結構いいスコアが出るのではないかと感じました。
 
夫が
「TOEIC800以上でも使い物にならない」

と、言った謎が解けたような気がしました。 
 
(答え:箱根、芦ノ湖半、旧東海道)
 

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2009年7月23日 (木)

TOEIC

061 折角日本に一時帰国しているのだから、TOEICを受けることにしました。
 
TOEICは990点満点。
夫の会社ではTOEIC800点以上が採用の条件。
夫に言わせれば、TOEIC800点以上でもちゃんと英語を使えない人も沢山いるらしい。
アメリカに留学して大学を卒業できるレベルなら、TOEIC満点は当然らしい。

日本に帰国して以来英語に触れる機会がないので、試験を受ける頃には多分かなり英語力が落ちている筈。
アメリカの大学に留学しているのに、結果が600点以下だったらかなり恥ずかしい。
今度受けるTOEICで400点以下だったりしたら、TOEICで400点以下でも学部留学できることが証明できるかも…(そんなことを証明してどうする?)…なんて余計なことを考えてしまう。
 
恥ずかしいと思ったら勉強したほうがいいのでは・・・?と思う。

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2009年2月 3日 (火)

ACTとSAT

080  ACTとSATは学力判定試験で、日本でいえばセンター試験のような物だと思います。
 高校生が大学に出願する時は、ほとんどの大学でACTかSATのスコアの提出を求められます。
 
(←ACT受験のための参考書)
 
 日本のセンター試験のように、1年に1回だけと言うわけではなくて、1年に数回申し込んで受ける事ができます。
ハイスクールのジュニア(高校2年)から受験できるので、出願までに何度かテストを受けて、出願に必要なスコアを目指す事が出来ます。 

 ACTとSAT(サブジェクトテストではない方)どちらも英語と数学のテストが主な内容なのですが、試験の方法やカバーする内容がACTとSATでは違います。
 
Act
(↑ACTとSATの違い。小さくて見にくい時は画像をクリックすると大きい表示になると思います。)
 
 両者の大きな違いはSATは筆記試験だけれど、ACTは多肢選択問題(いくつかの回答の中から正解を選ぶ)。
 SATは受けたテストのスコアが点数の良し悪しに関わらず大学に送られるけれども、ACTは自分が指定したスコアのみ(良い結果のみ)が大学に送られる点だと思います。
 
 SATは英語力重視なので、英語が母国語でないはACTを受験する事に決めたようです。

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2008年4月29日 (火)

TOEFL-iBT 2

148 ライティングは私の場合はタイピングのスピードが遅いのが一番の問題です。

従来タイプのトピックが与えられて自分の意見を書くライティングは、考える時間も含めて30分です。
最低300語は書かないといけないので、考える時間なしでも1分間に10語、考える時間や見直す時間を考慮に入れると、15語くらいのスピードで書かないと300語を時間内に書くのは難しいです。

もう一つのタイプの文章を読んだ後、レクチャーを聞いて要約したり比べたりする方のライティングは20分で170語だったので、余裕がありました。
レクチャーを聞いている間はメモが取れるので、レクチャーの内容を図などに書いておくと要点が整理しやすいです。

タイピングのスピードが遅くてスコアが出ないなんて、英語力以前の問題を何とかしないといけないのは情けないです。

スピーキングにしても、ライティングにしても、「話せるだけ」「書けるだけ」では駄目で、読んだり聞いたりした情報を整理する技術も必要でした。
テストの中で話されている会話のスピードは、大学で話されている普通のスピードなので、日本の英会話学校などの遅いスピードに慣れていると、聞き取りにくいかもしれません。
実際の大学の授業ではもっと早口で喋る講師もいるので、TOEFLのスピードで聞き取れないと、実際の講義ではほとんど何を言っているかわからない状態になるのではないかと思いました。

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2008年4月28日 (月)

TOEFL-iBT

133 先週の週末はTOEFL-iBT(インターネットベース)を受けに行きました。
大学院に申し込むために必要なので受けました。
(日本の大学で専攻した学部と進学したい大学院の学部が違っていたため、必修科目を取らなければならなかったので現在は大学に在籍中。)

今まではpBT(ペーパーベース)のテストしか受けたことがなかったので、今回が初めてのインターネットベースのテストでした。
一番心配だったのは、スピーキングとライティングでした

特に、スピーキングはペーパーベーステストにはなかったので、どうなるかと思っていましたが、思ったより簡単でした。
ただ、録音される時間が決められているため、その時間内に上手くまとめて話すのが難しかったです
時間が余ってしまったり、足なかったりでいまいちコツがつかめていませんでした。

例えば、「トピックが与えられて準備の時間(何を話すのか考える時間)に15秒、話す時間は45秒。」
と言う課題だと、スピードや滑らかさがかなり要求されます。
考えている時間なんて実質的にありません
日本語を頭で考えて英語に訳しながら喋っていると、全然時間が足りません。
日常生活で、英語でコミュニケーションする機会がない人にとっては難しいと思いました。
他のタイプのスピーキングは、講義や会話を聞いた後で自分の意見を述べたり、内容の要を約話すもの。
こちらはメモが取れるのでリスニングがしっかり出来ていれば取ったメモに話す順番の番号を振って時間内に話せるようにすればいいので、トピックだけがあって自分の意見をはなすよりは楽でした。

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