2日遅れの更新です。
大統領専用機が展示されているビルディング4には輸送機やマッハ競争やレオナルドダヴィンチの機械の再現や宇宙開発などが展示されています。
宇宙開発についての展示はビルディング4だけでなく、隣のビルディングのミサイルギャラリーにも一部展示されていました。
(ロケットとミサイルは基本的に同じものなので…)
ビルディング4にはマーキュリー計画、スジェミニ計画、アポロ計画、スペースシャトル計画の展示がされてました。
マーキュリー計画

(↑マーキュリー宇宙船)
マーキュリー計画は1958~1963年に実施された有人宇宙飛行計画です。
展示されていたのはマーキュリー宇宙船(展示されていたものは、試験飛行のために作られたもので、実際には飛行していないが、一部のパーツは実際に宇宙飛行したマーキュリー宇宙船に流用された)と、マーキュリー宇宙服(1963年に34時間宇宙飛行をした時に、マーキュリー宇宙船フェイス7の宇宙飛行士ゴードン・クーパー少佐が実際着用したもの)でした。

(↑マーキュリー宇宙服)
マーキュリー宇宙船は小柄な人が一人やっと座れるくらいの大きさで、マーキュリー宇宙服は狭い船内でも着られるようにぴったりしたデザインになっていて、宇宙船の空気が漏れてなくなってしまった場合に宇宙飛行士の生命を守るためのバックアップとして使われていたそうです。
ジェミニ計画

(↑ジェミニB宇宙船)
ジェミニ計画はマーキュリー計画とアポロ計画の間に行われた、有人地球周回飛行とドッキングや船外活動などの実験を目的に行われた計画で、乗務員は2人。
ジェミニB宇宙船は発射と大気圏再侵入の際にのみ使用された。宇宙飛行士は宇宙滞在時は宇宙船の後方に接続されたMOLモジュール(約6mの長さ)で過ごしていた。

(↑ジェミニG4C宇宙服)
ジェミニG4C宇宙服はジェミニ計画で使われた最も一般的な宇宙服で、船内ではヘルメットや手袋を外す事ができた。
展示されていたジェミニG4C宇宙服船内用の宇宙服で、船外で活動する場合は船外活動用のジェミニG4Cスーツを着た。
アポロ計画

(↑アポロ計画に使われたサターンⅤ型ロケットの模型)
アポロ計画は1961年から72年にかけて行われた、有人月面着陸計画。

(↑モデル A7L 宇宙服)
モデルA7L宇宙服はアポロ11号で人類初の月面着陸の時に船内活動時に着用された宇宙服と同型のモデル。

(↑アポロ15で使われた、モデルA7LB宇宙服とコマンドモジュール・エンデバー宇宙船)
展示されていたモデルA7LB宇宙服はアポロ15号の月面歩行時に用いられた宇宙服と同型のモデル。
スペースシャトル計画

(↑スペースシャトルの模型)
スペースシャトル計画は再使用型のオービターを使って宇宙ステーションとの行き来や衛星の打ち上げなどを目的にした計画で、1981年~2011年まで運用されていました。

(↑スペースシャトルの実物大模型)
ビルディング4には、スペースシャトルの実物大の模型が展示されていて、内部も実物と同じに作られていて、内部を歩いて見る事ができました。

実物ではないので、夫はあまり興味を示さなかったのですが、内部見学の出口の所で博物館の職員さんが、展示されている模型は宇宙飛行士の訓練のために作られた模型で、実際にこの模型内で訓練が行われていたことを説明してくれました。スペースシャトル計画が終わった後、展示のために国立アメリカ空軍博物館に移設されたそうです。
訓練で実際に使われていたと聞くと、また違った印象を受けました。

(↑↓スペースシャトルの着陸シュミレーター)
スペースシャトルの実物大模型の横には、操縦桿(のみ)を使って(他は自動)オービターを滑走路に着陸させるシュミレーターがありました。
私と夫で何度か挑戦したのですが、私は何度やっても墜落、夫は3回目くらいで無事に着陸させることが出来ました。(私がパイロットじゃなくて本当に良かった。)

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