発達障害

2009年10月 4日 (日)

Introduce(紹介)

Chokai_mt  発達障害を持つ怪獣はコミュニケーションをとるのがとても苦手。
学校の廊下で友達が
「ハロー」「ハイ」
等と挨拶しているのに、挨拶を返すどころか目も合わない。
このままだとモテない男一直線間違いなし
 
 小さい頃はソーシャル・スキル・トレーニングに通ったりもして、手を尽くしたけれどもさっぱり効果が現れないので、怪獣のソーシャルライフはもう絶望的だとあきらめ半分、あとは思うところもあったので、無理に訓練するのではなく放っておくことにしました。 
 
 この間、怪獣の学校の先生たちと話す用事があって出かけました。
相変わらず廊下で友達が挨拶しても反応なしなのですが、先生と話したいので教室に連れて行って欲しいと頼むと、各教科の教室を回って紹介するように頼んだわけでもないのに、先生一人一人に
"Mr. (Ms.) ○○, This is my mom. She wants to talk to you."
と、私を先生たちに紹介してくれました。
 
なんだ、あんたやれば出来るじゃない!
今まで、あれこれ指示して台詞まで親が考えてあげた時はちっとも出来なかったのに…
ちょっと複雑な心境。
 
発達障害があっても、他の人の遣り取りを見ている時もあって、それなりにコミュニケーションをとる方法を学んでいる事が今回の経験で分かりました。
ただし、定型発達と違って斑があるのが発達障害児の特徴で、その点は考慮に入れなければいけないのですが…

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2009年3月22日 (日)

Patricia Polacco

Polacco  去年の秋頃から、近所に住む人の誘いでリーディング・クラブに行っています。
 
(←Thank you Mr. Falker 日本語訳の題は「ありがとう、フォルカー先生」)
 
 リーディング・クラブといっても、8~10人くらいの近所の主婦が月1回集まって、読んだ本の感想や内容を話すもので、2月のテーマはPatricia Polaccoでした。
 
 Patoricia Polaccoはロシア系アメリカ人で、絵本作家、挿絵と文の両方をかいています。
 
上の写真の"Thank you Mr. Falker"は、彼女の小学校時代のことを絵本にしたものです。
主人公のパトリシアはLD(学習障害)で字が読めないのですが、本人も周りの大人もクラスメイトもそれに気が付かずに小学校5年になってしまいます。
5年生になって担任になったフォールカー先生が、パトリシアが頭が悪いのではなくLDだと言う事に気が付いて、パトリシアが適切な訓練を受けられるように手配してくれて、パトリシアは字が読めるようになると言うストーリーです。
絵本の中では字が読めなかった頃の劣等感や混乱した気持ちやいじめ等の描写と、字が読めるようになってから、いかに彼女の世界が変わったかの描写が対照的で感動する作品でした。
 
英語で読むと、「涙なくしては読めない」名作だと思いますが、日本語訳はどうなのだろう?
 
Patricia Polaccoは他にもたくさんの絵本を書いていて、どれも心が暖まるような素敵な作品なので、機会があったら一度読んでみる事をお勧めします。




 

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2009年3月20日 (金)

Conformity(画一化)社会と発達障害

Dsc01704_2  3月18日のYahooの記事(産経新聞からの引用)に、ADHDの親の意識についての日本と外国の違いの事が書かれていて、面白いと思いました。
 
その記事では、
(リンクを貼りたいのですが、Yahooのトピックはリンクが切れるのが早いので、記事の中から抜粋します。)
 
「日本の保護者は、社会への適応という狭い範囲で子供の将来を考える傾向が強い。海外では社会うんぬんより、一個人としていかに幸せに暮らせるかを最初に考えるようだ」
「海外では人と違うことを個性とみる傾向があるが、日本ではまだ“違い=いけない”という感覚が根強いから」
 
と、日本と海外が比較して書かれていました。
 
日本とアメリカ(の田舎)の両方の子育て環境を経験する機会があった私の目から見ると、その記事の比較は、
「本当にその通りだなぁ」
と、しみじみ感じます。
 
ADHDではないけれど発達障害を持つ怪獣を日本で育てている時は、怪獣が周りと違う事を指摘されたり非難されたりで、子育てを楽しむ気分になんてなれなかったです。
日本はトータルで見ると良い国なのだと思いますが、「皆が同じ」と言う事に強いこだわりを持つ文化らしく、発達障害者やマイノリティーには暮らしにくい社会だと思います。

アメリカの社会学の教科書にも日本は極端なConformity(服従・画一化)社会の例として紹介されています。
「出る杭は打たれる」と、言う日本の諺を紹介して、あまりにも強すぎる画一化社会は21世紀の日本の発展を妨げる恐れがある事を指摘しています。
 
日本も、アメリカも、どの国も多分そうだと思うのだけれど、自分の国の問題点には気が付かないけれど、よその国の問題点にはよく気が付いて指摘していると思う。
「灯台下暗し」
アメリカで特殊教育を学ぶ選択は、日本でいるより日本の特殊教育事情が見えて来てある意味で正解だったのかもしれない。

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2009年1月24日 (土)

猫と発達障害

117 発達障害の人とのお付き合いの仕方は、猫を飼うのとよく似ていると思う。
彼らは、教えなくても出来ることと、教えてもなかなか定着しない事の差が激しい。

猫はトイレを教えなくてもちゃんと砂箱でして、砂までかける。
でも、犬のように「お手」や「お代わり」を教えようと思ったらすごく根気がいる。

Mil 猫の場合は言葉が通じないので、(実は猫は人間の言葉が話せないだけで、
幼稚園児並みの知能はあると言われている)
「仕方がない」で済んでしまうけれど、
発達障害の場合
同じ人間なのに、どうして出来ないんだ?!
と言うことになってしまう。

発達障害者は、人間の姿かたちをした別の種だと考えるのが一番しっくり来る

猫を飼っている人は、猫に常識や協調性なんて求めない。
芸を覚えなくても、一緒に生活している。

発達障害者は覚えなければならない芸が多すぎて、本当に大変

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2008年11月13日 (木)

ボーイスカウト・キャンプ2

004  怪獣が約1ヶ月前の10月17~18日にかけて、1泊2日でボーイスカウトのキャンプに出かけました。
夏のキャンプとは違って技術を身につけるものではなくて、氷点下のキャンプを体験するためのもので、氷点下に対応した寝袋とマットを準備するように言われました。
 
夏のキャンプの時に使った寝袋は重くて、夏のキャンプでも寒かったらしいので、冬用の寝袋を買いました。
-9℃まで大丈夫と言うタイプのもので、寝袋の下に敷くマットとキャンプに持っていく大型のボストンバッグで全部で200ドルを超えてしまいました。
本当はもっと防寒性の強い寝袋を買いたかったのですが、-18℃までOKという寝袋は240ドルもしたので、買えませんでした。 
「キャンプって、道具を揃えるのにお金がかかるなぁ~」と思いました。
 
 夏のキャンプは日数が多かったので薬を持っていきましたが、怪獣は忘れっぽいので薬を飲んだかどうかも不明
おまけに予備で2錠多めに持たせたので、残りを持ち帰るはずがもって帰ってきていなかったので、どうやら紛失したらしいです。
なので、今回は日数も少なめだったので薬なしでキャンプに行かせることにしました
「どうなるだろう?」と心配していましたが、(怪獣談によると)特に問題はなかったらしいですが、本当の所はわかりません。
 
 怪獣の所属している団の指導者は結構おおらかな性格の人らしく、怪我がなければ特に保護者に報告する事はないです。
日本のカブスカウトに参加していた時には、出来ない事の指摘が多かったのですが、こちらの指導者は出来なかった事より出来た事にポイントを置いて褒めて、自信を持たせて出来ることを増やしていくやり方で、ボーイスカウトも国によって特色があると感じました。

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2008年11月 5日 (水)

定型発達者の傲慢?

172   自分の子供が発達障害だとわかった親は、どうにかして子供に普通に(定型発達者のように)振舞うように教えようとする傾向があると思います。
発達障害者にとって、定型発達の人が大部分の社会ではとても生き難いです。
トラブルや誤解は日常茶飯事。
親としては、少しでも負担を減らしてやりたいと思うし、
トレーニングやカウンセリングを受けさせようとするのも無理はないと思います。
私自身も、効果的なトレーニングの方法を知りたくて留学までしてしまいました。
 
ところが、最近思う事は、
「トレーニングって何だかすごく傲慢なのではないか」
と言う事です。
発達障害の人は感覚や思考パターンや行動パターンが違うだけで、病気ではないです。
心身ともに健康な人たちに、マイノリティーと言う理由だけで、(本人の意思も聞かずに)
一方的に大多数の方に合わせるように練習させるなんて、
しかも定型発達者の目線で作られたカリキュラムなんて、傲慢なのではないだろうか?
 
彼らが上手く自己表現できなくて、文句を言わないのを「暗黙の了解」と勘違いして、
こちらの要求を押し付けてばかりいるのではないだろうか?

発達障害の人にまず必要なのは、トレーニングでもカウンセリングでもなくて、
理解と信頼(尊敬)なのではないだろうか?
ありのままで受け入れてくれる人たちなんじゃないだろうか?

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2008年10月11日 (土)

マジック・ツリー・ハウス

016 怪獣の学校では、低学年は1日20分、高学年は1日30分の読書課題があります。
 
(←左から、マジック・ツリー・ハウス #17、#16、#15)
 
 今まで読んでいる事を確認するために音読をさせていたのですが、言葉の発達に問題がある怪獣は、音読がものすごく苦手で今まで読書課題は全然と言うほどやっていませんでした。
怪獣にとっては、読書は辛いだけの苦行だったと思います。
 
 今年の夏休みに、黙読で「ホワイト・ファング」を読み通して以来、本を読む楽しさがやっとわかって来たようで、新学期に入ってからはオズボーン著の「マジック・ツリー・ハウス」シリーズを読んでいます。
 本の内容としては、兄妹が不思議なツリー・ハウスを見つけて、そこで遊んでいると突然色んな時代の色んな場所にタイムワープしてしまって、色々な冒険をするというストーリーです。
 現在40巻近くまでシリーズが続いていて、怪獣の話しによると20巻あたりで主人公が別の子供に代わるらしいです。
 1冊あたり70ページ前後、挿絵も多くて、本のレベルとしては小学校低学年向けの本です。
 
 怪獣は現在6年生なので、親としては小学校高学年レベルの本を読めるようになって欲しいと思いますが、無理をすると読書自体が嫌いになりかねないので、楽しく読める本を読みたいだけ読めればいいかと思っています。
 
 このシリーズが読書の習慣のきっかけになるといいな。  
 
 

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2008年9月15日 (月)

Cross WorDS

031  この間、クロスワードゲームのDS版が出ていたので購入しました。
1000以上のクロスワードの問題が入っていて、20ドルくらいでした。
 

 怪獣のIEP(特殊教育)の教師に、
①「主語や動詞の抜けた、単語や文の一部で会話するのではなくて、完全な文章、フル・センテンスで会話するように。」
②「形容詞や、副詞を使って細かい表現や説明が出来るように。」
という2つの、生活の課題の指示が出ているので、クロスワードは説明文から単語を探すゲームなので、表現の練習になるかもしれないと思って購入しました。
 

034  パッケージは見た感じ地味なので、購入時に怪獣は他のゲームの方を買って欲しいと文句を言っていましたが、実際始めてみると結構面白かったらしくはまってしまっています。
 怪獣と一緒にプレーしてみると結構面白かったので、私もはまってしまっています。
 

文字はタッチペンで書き込んで行くのですが、大文字でも小文字でも下手くそな字でもかなりの確率で認識されます。
ひょっとしたら、文字認識力が高いと言われている「英語漬け」シリーズよりも認識される確率が高いかもしれません。
出てくる単語も「子豚のお母さんは?」とか「歯医者で『口を開けて』を何という?」というような簡単なんだけれど、何故か答えられない問題があってボキャブラリー(語彙)の練習にもなって楽しいです。
 

アメリカの特殊教育で日本よりも優れているな・・・と思うのが言語の指導です。
怪獣が以前に通っていた日本の学校では、1週間に一度の頻度でしか受けられなかった言語の指導が、ここでは毎日のスケジュールの中に組み込まれていること
日本の学校では、言語の指導は会話を中心にしていて、読み書きは普通の国語の授業で習っていました。
会話の指導をする教師と、読み書きの指導をする教師が別で、お互いに連絡がなかったので、やっている事がそれぞれバラバラで宿題や家庭での課題も指示も一致していなかったため別々の課題に取り組まなくてはならなかったので、親も子供も負担が大きい割には効果が上がらない状態でした
 
現在通っているアメリカの学校では、怪獣の英語の指導に携わる教師だけで3人いるのですが、お互いに連絡を取り合ってスケジュールを決めているので、会話と読み書きの課題がいつも一致していて、効率良く学ぶ事が出来るようになっているので、言語にハンディキャップのある怪獣には負担が少なくて助かっています。
 

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2008年8月30日 (土)

新学期 2008

168 イエローストーンの記事が6記事も続いたので、この辺で一休み。
 

8月の第3月曜日から子供たちの学校の新学期が始まりました
夏休みに入るのが早いだけあって、新学期が始まるのも10日~2週間くらい早いです。
 

怪獣の通っている小学校では、新学期が始まるとすぐに個人面談があります。
(会話の内容は、日本の小学校の家庭訪問のようなものです。)
怪獣IEPプログラムを受けているので、普通の個人面談の他にIEPの個人面談がありました。
年度の初めのIEPの面談のメンバーは、保護者、担任、特殊教育の教師、校長で主な内容は今学年の教育計画の確認と取り決めの書類へのサインです。
 

前年度に引き続き、怪獣は算数は普通のクラスで、英語はESLと個別指導で、社会と理科はチューターがつくことになりました。
 

高校生のの方は個人面談はないのですが、各クラスの先生が教室にいて、保護者がクラスを訪問する小学校のオープンハウスのようなものがあって、8つのクラスのうち7つのクラスを見て回りました。
クラスによって違うのだけれど、クラスを訪問するとボーナス点をくれたり、宿題を1回遅れても見逃してくれる引換券とくれたりする先生もいました。
は数学と世界史、ESLのクラスでボーナス点や引換券を貰っていました。
 

怪獣とちがって、の方は授業が登録制なので、毎年学年の初めにはクラスの登録と調整があります。
去年までは新学期が始まってからクラスの調整をしていたのですが、今年は夏休み中に調整まで終えなければならなくて、おまけに夏休み中に調整を終われなかった生徒はクラスの変更をする場合は10ドルの延滞料金?がかかることになりました。

 
のスケジュールも、登録したはずの科目が登録できていなかったりして調整が必要だったので、夏休み中私が学校に行っている間に調整を済ますように何度も言ってあったのですが、ズルズル時間を過ごして締め切りの日を過ぎてしまい、結局10ドル払う羽目になってしまいました

 
今回の教訓
 

締め切りは、甘くみないできちんと守ろう。」

 

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2008年7月26日 (土)

サッカー観戦

Dsc02190 ご近所に大学のサッカーの選手をやっている人がいて、近所の子供たちが割引価格(6割引)で招待された。

(←貰ったTシャツ。これを着て応援する。)

怪獣も近所の子供たちと一緒に出かけました。
サッカーの試合会場ではゲームが始まる前に先着何人か限定でその日のサッカーの試合の応援用のTシャツが貰えたようで、近所の子供たちもTシャツを手に入れるために、早めに誘い合わせて出かけました。

の方は列に並んでTシャツを貰う事ができたのですが、怪獣はいったん列に並んだものの、待っている事が出来なくて列を途中で外れてしまったため貰う事が出来ませんでした。
怪獣は試合の最中もフェンスギリギリまで行って、観戦はせずにフェンスによじ登って遊んでいたので、が何度か大声(もちろん日本語)で注意したらしい。

異様に落ち着きがなかったのは、試合に出かける前に薬を飲んでいくのを忘れたのが原因でした。

夏休みに入って家で過ごす事が多いので、最近怪獣薬を飲まずにいる事が多い
怪獣の使っている薬は食欲を抑える効果があるので、成長期には体の発達を阻害する恐れがあるので、家にいる時はなるべく飲まずに済ますように、医者から指示が出たためです。

薬を使っての生活のコントロールは難しい。
いつか薬なしでも社会生活が出来るようになるか、自分で薬の管理が出来るようになる日が来るといいのだけれど・・・

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2008年7月14日 (月)

ボーイスカウト・キャンプ

Dsc02177_2 先週の月曜日から金曜日まで(7月7日~7月11日)まで、怪獣ボーイスカウトのキャンプに行っていた

(←夜遅く帰ってきたところ。写真を撮るので笑うように言ったのですが、疲れきっていたのかいつもに増して「変な笑い顔」。)

初めてのキャンプで大丈夫かな?と心配していましたが、無事に金曜の夜に帰ってきました。

Dsc02182 (←ボーイスカウトのキャンプで買ってきた)

楽しめたようなのですが、持って行った持ち物をいくつか忘れて帰ってきました。
小さな物なら「仕方ない」と思えるのですが、水着、バスタオル、カッパ、スニーカー、洗面道具、等あまりにも量が多すぎるので、まいってしまった。

怪獣は発達障害があるので、学校などの短期間で毎日の事だと身の回りの事は出来るのですが、今回のように何日も自分だけで生活する状況だと、薬を忘れずに飲む事も含めて、身の回りのことが上手く出来ないようです。
誰かに言われる事なく、自分のことが自分で出来るようになるのがこれからの課題だと思います。

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2008年4月20日 (日)

留学のきっかけ3

131

何となく、留学の決心はしたものの、その後いくつかの問題があって、決心が揺らいだり、壁に突き当たってしまう事がありました。

主な問題は、夫が仕事の都合ですぐには一緒に渡米できないこと(仕事を辞めたら学費が払えない)と、怪獣の言葉の発達の問題、周囲の人の理解、私の英語力でした。

夫が同伴できないのは、
単身赴任だと思えばいいだろう
ということで、母子だけで行くことが決定しました。

言葉の方は、4人の医師のうちのもう1人は、渡米に反対していました。
日本語を習得するのも苦労している子供に、更に外国語なんてストレスが大きすぎる。」
という理由でした。
運がよければ両方喋れるバイリンガルになる可能性もあるけれど、下手をするとどっちも喋れないという結果になる可能性もあるということ
考えた結果、
「同時に2ヶ国語習得しようとするから無理があるので、怪獣の負担軽減の為に日本語は教えない
ことに決めました。
日本語教育をあきらめようと思った理由は、
①0から学ぶとしたら、日本語は英語に比べると難しい
②学校での勉強は全て英語なので英語を習得する方が便利
③英語をちゃんと習得できれば、英語を通していつか日本語を学ぶことができる
と、考えたからです。

(余談:欲張らなかったことが効を奏したのか、(2008年現在)喋ることに関しては日本語と英語と両方喋れています。
読み書きは英語の方が断然上手です。)

言葉の件も含めて、周囲の人に反対する人もいました。
反対はしないまでも、「自分だったらそんな無謀なことはしない。」「日本にいても、そのうちIEPは導入されるし、学べる。」というスタンスの人が多かったです。
客観的に考えても無謀な事だという事は承知していましので、心配になりました。
特に自分より発達障害の事を熱心に勉強している人から「無謀」と指摘されると、
「本当に留学してIEPを学ぶ価値はあるんだろうか?」と、いう疑問も湧いてきました。

あれこれ考えた結果、私達はそのうちが待てなかったし、30年以上の実績のあるアメリカのIEPを勉強してみたかったこと。
一緒に暮らしている親の勘でしかないのですが、怪獣の性格や状態から考えると日本の指導法よりは、アメリカの指導法の方が能力を伸ばす効果が期待できそうだったこともあって、
やらずに後悔するよりは、やって後悔する方がいい
と、いう結論になりました。

(余談:留学する直前にわかった事なのですが、私達が住んでいた地域ではIEPの指導者が不足していて、2007年にIEPはスタートするけれど名前だけの状態が数年は続く事が予測されている状態だったので、結果的には留学してよかった状態です。)

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2008年4月18日 (金)

留学のきっかけ2

128 どうやって勉強を教えて行ったらいいのか迷っていた時に、主治医からの情報で、アメリカではIEPというものがあって、障害児一人一人に合わせたカリキュラムが組まれていて、日本でも2007年度からスタートする予定だということを知りました。

怪獣に関わっていた医師は4人いたのですが、主治医とは別の医師からも、
「お母さんは英語は読めますか?アメリカの論文に息子さんのような発達障害の教育の事例が沢山あって参考になるんですが、残念ながら日本語には訳されていないんですよ。」
と、言われ、
「また、アメリカかい。」
と、思いました。

IEPの話を聞いてから、情報は少しずつ集めていて興味はあったのですが、留学しようとはまだ考えていませんでした。

ある日、
「2007年度には、怪獣は5年生。それからIEPを受けて間に合うんだろうか?」
と、不安がよぎりました。
自分で何とかしようにも、アメリカの事例とやらは、いつまで経っても日本語に翻訳される気配はない。
「それなら、私がアメリカに留学してIEPとやらを勉強すればいいんじゃないかな?」
「子供たちも連れて行けば、IEPを現場で体験できるし。」

と、言うことで、2005年年明けに留学を決意

しかし、現実は思ったより厳しかった。

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2008年4月16日 (水)

留学のきっかけ

126 色んな人が色んな理由で留学しているけれど、我が家の留学のきっかけは怪獣発達障害が見つかったことです

3歳児健診で要観察になり、しばらく市の発達相談のようなものに通いました。
3月に知能検査を受けて、4月から1年間療育施設に通いました。

怪獣の障害は養護学校や特殊学級に行くほど重くないし、かといって普通学級でついていくには何らかの助けが必要な状態でした。
一対一で指示されると理解できるのですが、クラスで一斉に指示されると理解できる時と理解できない時があって、クラスにいて他の子が勉強している間、ノートに絵を描いていたり、折り紙をしていたりで勉強はほとんどやっていない状態でした。

教育委員会に障害のことを説明して、ヘルパーをつけてもらえるようにお願いに行ったのですが、
「勉強が出来ないのはあなたのお子さんだけじゃない。ヘルパーをつけると他の子に不公平だから出来ません。」
と、断られて唖然。
身体障害者なら身の回りの介助の人がつくのに、発達障害はまだまだ障害としての認識が薄いんだなと思いました。

2003年当時、日本では重度障害の子供のための施設や学校はあるのだけれど、軽い障害の子供のためのカリキュラムがない状態でした
ちゃんと教育すれば自立もできるようになる力はあるのに、
「このままだと、読み書きも計算も出来ないまま義務教育が終わってしまうのではないか?」という不安にかられました。

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2008年4月12日 (土)

NO-TVウィーク

117 今週、怪獣の学校は「NO-TVウィーク」です。
も子供も1週間テレビを見ない、ゲームもしない」という決まり。
1週テレビもゲームもなしで頑張ると、学校から渡されたリストの中から好きな本が1冊もらえることになっている。

ある調査によると、アメリカの子供は毎日平均で6時間から8時間テレビを見ているらしい。
学校で勉強している時間よりも、テレビやモニターに向かっている時間が長いことになる。

118(←去年のNO-TVウィーク達成のご褒美にもらった本)

うちの子供も例に漏れず、学校から帰ってきたらテレビを見るかゲームをして遊んでいる。
私が勉強が忙しいことと、テレビは英語のリスニングになるから、という理由で時間制限を設けていない
それが習慣になってしまっているので、テレビもゲームも出来ないと家に帰ってきてすごく退屈らしく、家に着くなり怪獣
「テレビが見られないなんて、我慢できない!」
と、毎日のように大騒ぎ。

最初の2日は1時間くらい文句を言ったり、泣いたり、大変だった。
普段テレビを見ていない時間は日本から持ってきた漫画を読んだり、絵を描いたり、工作をしていたり、ブロックで遊んだり、部屋を秘密基地に改造して遊んでいるのに、「見られない」と思うともっと見たくなるようで
「テレビが見られないだけでこんなにも情熱的に怒れるのか」
と、ただあきれるばかり。
「どうして、NO-TVウィークなんてあるのぉぉぉぉ?」
と、聞いてきたので、理由を2、3度説明したらあとは放って置く。

冷たいようだが、怪獣は何かにこだわり始めると延々とこだわり続けるので、説明し続けてこだわりを強化してしまうのを避けるためなので仕方が無い。

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2008年3月30日 (日)

作文の指導

Img_0211 先週の金曜日は怪獣の個人面談だった。

前回に引き続き算数の成績は問題なし。
文章問題も問題なく解けているみたい。
相変わらず英語は遅れていて小学校2年生のレベルらしいが、読解力には問題はないらしい。
この間、文章を書く楽しさを発見して物語は喜んで書くようになったらしいのだけれど、エッセイがまだ苦手らしい。

エッセイは日本だと「論文」と言うことになるのかな?
アメリカではエッセイを書く宿題が沢山出るし、高校以上になると、テストではなくてエッセイで成績をつけるクラスがほとんど。
テストでも、ミニエッセイを書かされることがあるから、エッセイの作文能力は高等教育に進むためには絶対必要になってきます

アメリカではエッセイの書き方や形式が細かく決められていて、ルールに従って書くことが要求されます。
引用などのルールも細かく決められていて、大学生以上になってもインターネットでルールーを確認しながら書かないといけないくらい煩雑です。
(おまけに、形式は1つだけではなくていくつかの形式があって、時々ルールが変わる。)

怪獣がいま習っているエッセイはそこまで細かいルールーはないけれど、パラグラフの組み立て方、アウトラインの作り方、等は基本的にエッセイの形式に従っています。
書き終わったエッセイを見せてもらったのだけれど、短いながらも論理的に組み立てられていました。
アメリカの子供達は、小学校の頃から自分の意見を論理的に書く訓練するのにびっくりしました。

言葉が苦手な怪獣にとって、アメリカの作文の指導の方法は体系的でわかりやすいようです。

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2007年11月16日 (金)

個人面談

002 今年も子供たちの個人面談(前半)があって、先週出かけてきた。

の方は日本の高校と違って、取りたい科目を選択して登録しなくてはいけないので、主にその話でした。

怪獣の方は日常の生活と、勉強の様子を30分くらい話した。
怪獣のクラスではプレゼンテーションがあって、社会アメリカ50州のうちから1つの州理科好きな動物1つを選んで、それぞれ別の日に発表したらしい。

面談に出かけた日に、動物の方の発表があったらしく、その時の様子を先生が話してくれた。
他のクラスの子がペンギンやチーター、馬や犬等いわゆる動物園でよく見かける動物の発表をしていたのに、
怪獣が選んだのはなんと!
「かたつむり」
ユニークと言えばユニークだけれど、何で無脊椎動物

担任の先生は、行動に問題はないし、器用だし、今日は算数でクラス最高得点だったし、
と、英語の方はまだ小学2年レベルらしいのだけれど、スペリングが正確、語彙が豊富など小さいことでも見つけ出して大げさに褒めてくれる
否定的なことは一切言わない
日本で面談に行くと反省会みたいで、結構深刻な気分になってしまうのだけれど、
こちらの面談は褒められてばかりなので、気分がいい

怪獣も褒められるのが嬉しいらしく、ストーリーを書いて見せたり、
楽しく勉強している様子。
無理してでもアメリカに来て良かったと思う。

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2007年5月18日 (金)

Track Meet

Img_0652 先週の金曜日、怪獣の学校でTrack Meetがあった。

陸上競技のフィールドの種目のない、トラックのみの競技会(平たく言えば走るだけの行事)で、学校児童全員参加、年齢別に分かれて競争する。

リレーや短距離、中距離(800m)があって、怪獣100mでリボンを貰って帰ってきた

怪獣本人は「1等賞だ」と言っていたけれど、
元々走るのが苦手な怪獣、娘も私も多分これは「参加賞だろう」と思っていたら、怪獣のテューター(補助教師?)と話す機会があって、2着だと言うことが判明

テューターの話によると、本当は1着の子だけがリボンを貰えるのだけれど、1着の子怪獣にリボンは譲ったらしい。

と言うわけで、「リボンは1等」「怪獣は2着だったことが判明した。

説明が苦手なのは分かっていたけれど、会話の中でキーワードのみしか言わないので
誰かの解説がないと何を言いたいのかが分からない。
話言葉でコミュニケーションがスキルを身につけるのが、来年度の目標かな?

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2006年3月24日 (金)

個人面談

049  今日は怪獣の個人面談に行ってきました。
大体日本の個人面談と同じ感じです。
が・・もちろん全部英語です。
子供の学校での様子の説明を受けて、成績表をもらいます。

 怪獣はハンディキャップがあるので、面談は担任ではなくて、特殊教育の先生がしました。
 特殊教育の先生の話では、算数と視覚で学ぶ教科は学年相応だけれども、英語が追いついてない。でも、外国語を学んでいるのだから仕方ないし、すごく伸びているから大丈夫。だそうで、読み書きができないのは日本にいた時と変わらない。

 日本では上手く喋れなくて友達の評価が低かったけれど、アメリカの学校では、「喋れなくて当然。」少しでも英語を喋ると「すごーい!」と皆が褒めてくれるので、堂々と片言英語を喋っている。発音が完璧なので、文法がメチャメチャでもかなり通じるらしい。

 先生方も褒めるときは大げさに褒めてくれるので、自信はつくし、やる気もでてきたようで、日本の学校にいたときより幸せそう。

 アメリカは特殊教育の技術や制度が日本より発達しているので、とても勉強になります。

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