発達障害

2023年7月19日 (水)

ドライブスルー注文騒動

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 7月の初めころ、家族でお出かけして夜遅くなる事がありました。
 自宅に戻ってから食事を作るのは面倒だったし、途中で食事するにしても時間が遅すぎてレストランは営業が終わっていそうだったので、比較的夜遅くても営業しているファストフードのドライブスルーを利用することにしました。

(↑プーティン

 そんなわけで帰り道にあったケンタッキー・フライドチキン(KFC)のドライブスルーに寄りました。

 は個人で別々のミールセットを注文したかったようなのですが、注文を受けた店員が閉店間際で時間がないと言っていたので、8ピース・ファミリーパックを注文することにしました。

 その時に運転していたのは怪獣で、ドライブスルーのマイクから一番近い怪獣が注文をしていました。
 個別のミールセットが選べないと分かったは投げやりになっていて、

「何でもいいよ、適当に決めて」と、選択を放棄して怪獣に一任。

デタ━━━(゚∀゚)━━━ッ!!

の得意技『丸投げ』発動!( ̄ー ̄)ノ" ゜ ポイッ

 発達障害のある怪獣は『適当』という曖昧な指示を遂行するのが非常に苦手で、パニックになりかかっていたので、後部座席に座っていた私が指示を出して、チキンの種類はオリジナルで、4種類(フライドポテト、マッシュポテト、コールスロー、マカロニチーズ)の中から2つ選べるサイドメニューは2つともマッシュポテトを注文させました。

 サイドメニューを注文した途端、が「ちょっと待て!」と、口をはさんできました。

  ̄Д ̄ ハァ ?

丸投げしたのに今更何?それに既に注文確定しちゃっているし…

 代金を清算し商品を受け取って家へ向かう車の中でもずっと、はマッシュポテトを2つも注文したことに文句を言い続けていました。


自宅に着いてからも、
夫:「こんなに多量のマッシュポテトどうするんだ!食べきれんぞ!」

(`ε´)ぶーぶー 

と、文句を言い続けている。

あまりにうるさいので、怪獣は買って来た食事を食べずに自室へ引っ込んでしまった。

はわざとなのかマッシュポテトは食べずにチキンとビスケットだけを食べながら、まだ文句を言い続けている。
延々と続く文句に流石に私も腹がたったので、

私:「人に選ばせておいて、後から選んだものに文句を言うのは止めて。後で文句を言うくらいなら最初から自分で選べばよかったでしょう。」
と、言ったら大人しくなりました。

 は数学頭というのかデジタル脳というのか多角的に考えるのが苦手で、『正解はいつも一つ、白か黒か』と、言う認知の偏りを抱えています。
 数字の問題を解決する時にはいいけれど、今回のドライブスルーで何を注文するかなど、選ぶ人によって答えの違う問題を解決するには不都合が出てきます。
 『はい』か『いいえ』で答えられるか、4~5個の選択肢の中から選ぶのは得意だけれど、選択肢が多かったり、組み合わせが幾通りもあったり、答えを自分の言葉で導き出さなければならないオープンクエスチョンの問題は苦手。

 または帰納的推論をベースに思考していて、データの積み重ねをもとに結論を出していくため、決断するまでに非常に時間がかかる。何度か演繹的推論を教えようと試みたののだけれど、思考のアプローチの方向が逆なので、理解できなかったみたい。
 ドライブスルーで何を注文するかなどの時間の制限のある場面では、『丸投げ』で、自分が選ぶのを回避する傾向があって、今回も怪獣に丸投げして逃げたけれど、(私が指示して)怪獣の注文したものがの想定とかけ離れていたので、文句を言ったというわけです。

 が食事を終えて寝室に行ったら、入れ替わりに怪獣が部屋から出てきて食事を始めました。
 間違いを非常に気にする怪獣が食事をしながら、「マッシュポテトを多量に注文して悪かった。」と、謝るので、

 マッシュポテトを2つ注文するように言ったのはお母さん(私)だし、マッシュポテトが沢山余ってもシェパーズパイ(ひき肉とマッシュポテトのグラタン)に出来るから問題ない。と、話すと気が楽になったようで、笑顔になりました。

 と、言うわけで、残ったマッシュポテトは翌日シェパーズパイ(鶏の挽肉で作ったのでシェパーズパイもどきですが…)に、マッシュポテトについて来たグレービーソースはメイソンジャーで冷蔵して、約1週間後にプーティン(フライドポテトにとろけるチーズとグレービーソースをかけたもの)に使いました。

 一番上の画像はKFCのグレービーソースの余りを使って作ったプーティンです。

 マッシュポテトを2つも注文したことに散々文句を言っていたですが、プーティンは「美味しい」と言って食べていました。

 

 

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2023年5月29日 (月)

スペシャル・エデュケーションの記録の廃棄のお知らせ

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 5月の頭に、怪獣がミドルスクールとハイスクールの時に通っていたスクールディストリクト(日本の教育委員会のようなもの?)から手紙が来て、怪獣のスペシャル・エデュケーション(特殊教育)の記録の廃棄のお知らせが来ました。

(↑届いたお知らせ)

 手紙には、

お子さんのスペシャル・エデュケーションが停止して8年経つので、記録を5月26日以降廃棄の予定です。
記録を送って欲しい場合は5月26日以前に連絡してください。Eメールで記録の送り先の住所、お子さんの生年月日、電話番号を知らせてください。

と、言うような内容が書かれていました。

スペシャル・エデュケーションの記録がどのようなものなのかよくわからないのですが、破棄するなら送ってもらいたいと思ったので、リクエストのEメールを書くことにしました。

Eメールを送ったら、5分くらいして

リクエストのEメール受け取りました。期限の前にファイルを引き上げて、6月以降に(保護者に)返却します。

とのことでした。

私の書いたリクエストのメール(英文)と、担当者から返ってきたメール(英文)は続きを読むにペーストしてあります。

その後、怪獣の生年月日を書き忘れたので、メールして、担当者から「大丈夫です」と、返事が来ました。
こちらのメールは短いのでつづきを読むには載せていません。

とりあえず、記録が返還されるようなので一安心です。

 

続きを読む "スペシャル・エデュケーションの記録の廃棄のお知らせ"

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2022年7月12日 (火)

Gun Control (銃規制)5 安倍元総理についてのアメリカでのネット報道など

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 先週の週末(7月9日)に、買い物に出かけた時に、車の窓から星条旗が弔意を表す半旗で掲げられているのを見かけました。
その時は「どうしてだろう?」と、思っていたのだけれど、後で安倍元総理が銃で暗殺されたことを知りました。

(↑半旗の星条旗が掲げられた銀行の建物)

 我が家にはケーブルを契約していないので、テレビでの報道についてはよくわからないのだけれど、ネットではNBCが7月8日のバイデン大統領の弔辞の動画が報道されていました。

 アメリカ時間(EDT)の7月7日の午後11時には銃撃されて重体だとの報道がYahooでされていて、その後亡くなったと言う情報と共に他のメディアの報道も次々に追加されていました。

 その後も続々と弔辞が動画で報道され、多くの弔辞では「日米関係で最も重要な人物」「傑出したリーダー」などのコメントが寄せられ、多くの政治家は『友人』と彼を呼んでいました。トランプ前大統領は「彼のような人は決して現れないだろう」とコメントしていました。

 また、暗殺についてニュースをあげていたメディアで日本は厳格な銃規制が行われている国だと触れている報道もあり、バイデン大統領は7月8日の会見で「このような事件は日本では1930年代以降起こっていなかった」と、コメントしていて、現総理大臣は堅実で信頼できる人で恐らく日米関係に揺るぎはないだろうと、述べていました。(「この先どうなるかはわからんが」などの余計な事も言っていたところがバイデン大統領らしいのだけれど…)

 毎日誰かが銃で殺害されているアメリカ社会にとっては、暗殺の手段が銃であった事は珍しくないためか、どの報道もアメリカと関係の深い外国の政治家が暗殺されたことや弔辞や安倍元総理の今までの功績などが中心の感じでした。

 今年の11月に中間選挙があったり、燃料費の高騰による経済ダメージや、妊娠中絶を禁止する法律などが問題になっていて、ネットでは報道しているメディアも少なく、週があけてからは安倍元総理の暗殺がトップニュースに上がることはなくなりました。

 

 

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2022年7月 9日 (土)

キャラメル・ドリップ・ケーキ2 つまみ食い事件

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(↑Cさんの旦那さんに作った誕生日ケーキ)

 半月ほど前、Cさんの旦那さんの誕生日ケーキの試作をしたのですが、6月の下旬に誕生日が近づいて来たのでプレゼントするケーキを作りました。

 試作で作ったグラサージュ(ケーキの上に滴るようにかけられたゼラチン液)の色が薄かったので、今回はアメを煮る時間を少し長くして茶色を少し濃くしてみました。

 トップの飾りは、試作の時はワッフルコーン(アイスクリームに使う固くて甘いコーン)にキャラメルをかけたものを8等分して飾りましたが、今回はワッフルコーンにアーモンドフローランタンをかけたものを飾りました。

 トップの飾りの話なのですが、ワッフルコーンにフローランタン生地をかけて広げ、オーブンで10分くらい茶色くなるまで焼いて、オーブンから出してまだ熱いうちにオイルを塗ったナイフでカットしたものです。

 ワッフルコーンとキャラメルで出来ているので、冷蔵庫に入れて長い時間経つと湿ってふにゃふにゃになってしまうので、プレゼントする直前に乗せようと思って、8等分にしたフローランタン・ワッフルコーンは人目につかないように保管しておきました。

 プレゼントする当日にトップをデコレーションしようと思って、保管しておいたフローランタン・ワッフルコーンをキッチンのカウンターの上に置いて皿で蓋をしておきました。

 いよいよ組み立て始めたら、8等分して置いたフローランタン・ワッフルコーンが7つしかない

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エ―Σ(Д゜;)―ッッ!!!!

 ちょっと目を離した隙にが食べたらしい。
 目につかないように皿で覆って蓋までしてあったのに…おまけに食べた後にまた皿で蓋をしておく姑息さ‼
 

私:「ちょっとー!飾りのために取っておいたのを食べたでしょ!
ヽ(*`Д´)ノプンプン!

夫:「蓋がずれて見えてたんだもん」

と、反省する気配全然なし。当然、謝罪もない。

私の心の声:私がCさんの旦那さんの誕生日ケーキを作っていることを知っているのに、蓋がずれて中身が見えていたとしても許可もなしに食べるか?
しかも、食べた後に気づかれないように蓋を被せておくかね?
おまけにキッチンのテーブルの上にはカットに失敗して形が不ぞろいのフローランタン・ワッフルコーンが見えるようにボウルに入れて置かれているのに、わざわざ飾り用に取り分けて皿に並べてある方を食べるか?)

 心の理論の欠如というか、空気が読めないと言うか、底意地の悪さ(本人は全く意識せずに意地悪な行動をするが、無意識にやっているので自分は悪くないと思っている)に閉口した。

 結局、カットに失敗したフローランタン・ワッフルコーンの中から大き目のピースを探して、扇型にカットしなおして事なきを得た。

 Cさんにケーキを渡す時に、「デコレーションに使っているクッキーを渡す当日に飾ろうと思って取っておいたら、が食べちゃってさ~」と、話したら。

 「男どもはやりがちなことだよ~」と、大笑いしていました。

 何とか間に合ったので良かったけれど、もし、トップのデコレーションの作り直しになってたら、誕生日に間に合わなかったよ~

夫め~ヽ(`Д´#)ノ ユルサン~!!

 

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2021年4月 3日 (土)

人生初バイト(怪獣)

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(↑4月1日の裏庭)

 雪は降ったり止んだり午後の早い時間まで続きました。
今度の日曜日はイースターなのに…寒いイースターになってしまうのかなぁ…

 話は変わって、2月の下旬にのスマホに友人のLさんから「パートタイムの募集」のメールが送られてきました。
 Lさんはパソコンを使った学習ソフトの開発の会社に勤めていて、Lさんの勤めている会社と取引のある会社で学校等に(ノート)パソコンを納めている会社が、在庫や棚卸などのパートタイムのワーカーを探していると言う事でした。

 倉庫で働く仕事なら怪獣にも出来そうなので、怪獣にLさんに連絡を取って直接話を聞くようにさせました。

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(↑4月1日の裏庭)

 怪獣がLさんから聞いた話によると、COVID-19の影響で通学が制限されていて、オンラインで授業をするようになり、パソコンを持っていない生徒には学校からノートパソコンを貸し出すようになりました。
 そのため、学校からのノートパソコンの発注が増えたので、パートタイムを雇って在庫の整理や棚卸の人員を増やすことになったようです。

 パートなので福利厚生(医療保険など)はないのですが、時給15ドル、月曜~金曜日、朝8時~午後2時までの6時間(6時間だと昼休憩なしになる)。
仕事の内容は、ノートパソコンに管理ナンバーを貼ったり、振り分けたり、整理して箱詰めしたりなどの作業のようです。

 2月末にLさんが迎えに来て面接に行き、その場で採用決定し、3月2日から働く事になったのですが、2日は歯医者の予約があって、翌日に初出勤に延ばしてもらっていました。

 怪獣は発達障害でコミュニケーションに問題があるので、普通の学生がしているスーパーやファストフードなどの接客を伴うパート(バイト)が難しいので、今までバイトの経験無しでした。
 今回はLさんの紹介があったことと、接客のない職種だったため採用となったようです。

 最初の週は3日だけ働いて、金曜日に納税のための書類や保証人などの書類を持ち帰って来て、週末に必要な情報を書き込んでサインして翌週持っていきました。
 翌週には最初の週の3日分の小切手を貰って帰ってきました。(初給料)
給料日は月2回で、小切手で支払われるようです。

 働き始めて1か月になりますが、学校の講義のある日は1時間早く上がらせてもらったり、シフトに融通が利くようで、特に問題なく働けているようです。

 

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2019年6月 2日 (日)

キッチンの床の貼り替え1 床剥がし騒動 

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 今回は旅行記の続きの予定だったけれど、メモリアル・デーに始めたキッチンの床の貼り替えについて割り込みで書くことにしました。
5月27日(月曜日)はメモリアル・デーで公休日だったので、一家総出(3人)でキッチンの床の貼り替えに取り掛りました。

(↑床剥がし前:キッチンのテーブルと椅子を除けたところ)

 記事のタイトルから予測がつくとは思うのだろうけれど、床のリフォームに取り掛かる前に一悶着ありました。

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(↑ガレージ側の入り口から見た床の貼り替え前のキッチン)

 24日の金曜日の夜にが突然、
「明日はキッチンの床の張替えをするぞ~」
と、言い出しました。

私:「はぁ?全然そんな話聞いていないし、床の貼り替えの準備なんてしていないから無理。
それに日曜日にはお客様2人をお招きして食事だから、前日の土曜日に作業なんて無理だよ。」
(そもそも、食事会を設定したのはである。)

夫:「この先、3連休なんか9月頭までないんだから、今週末やらなかったらいつやるんだよ!そのために床材も買ったんだろう!」

確かに前日の木曜日に床材を買いに行ったのだけれど、メモリアル・デーのセールで安くなっていたから買ったのだと思っていた。
床材買ったから、その週末は床の貼り替えだと、何も言われなくても察しろと?

私:「自分一人でやる作業ならともかく、家族も作業させるならどうして前もって相談しないの?
土曜日にやるってわかっていたら、キッチンの(食器やストックの食品を置いてある)棚も除けたし、可動式の調理台も移動できるように中の荷物も出したのに…今からじゃ遅すぎるよ。お客さんも来るし…」

夫:「新しい床材は並べて置くだけの作業だから、土曜1日あれば何とかなるだろう!」

 発達障害気味の夫は時間の感覚が普通の人とは大幅にずれている
刹那を生きているというか、物事を目標の時間から逆算して計画を立てるのが苦手、メインの計画の実行に追随してくる細かな手順などを考慮に入れないので、段取りを考えるのが不得手。

 タイルのしかも8×3.6mの広さ(約30平米)を剥がすのに半日で済むとは思えないし、以前に並べて置くだけの床材を地下室に敷いた時に、2日以上かかっていることを考えたら、24時間丸々作業したとしてもどう考えても無理。

私:「丸1日かかって床を剥がすだけで精いっぱいだと思うよ。
新しい床を貼るところまで絶対進まないよ。そうしたら翌日キッチンが使えないから食事は作れないよ。
それから、私と怪獣はポケモンGOのイベントで3時間抜けるから。」

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(↑タイル剥がす前のキッチン)

夫:「じゃあ、食事会を来週に延期すればいいだろ!」

私:「延期するなら、あなたが連絡してね。
そもそも、何の計画も立てずに行き当たりばったりで作業にかかるのは私は嫌だから。」

 そんなこんなで、どうしても土曜日に作業をしたいと、計画には無理があると主張する私とで口論になった(が怒鳴って騒いでいて、私に何度も怒鳴らずに普通に話すように注意されていただけなのだが…)挙句、反論できなくなったはダンマリを決め込んでしまった。

 の無視は翌日の土曜日も続いたが、ここで私が折れたら「不機嫌な顔をしていたら、家族がいうことを聞く」と好ましくない行動を強化してしまうので、敢えてこちらから声をかけることなしに放っておくことにしました。

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(↑キッチンにあった棚をリビングに移動させたところ)

 土曜日と日曜日はタイルを剥がす作業はできないけれど、準備はできるので、土曜日の午後はキッチンにあった棚を移動させるなどの作業をポケモンGOのイベントから帰って来て怪獣と2人で(不機嫌な抜きで)やりました。

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(↑玄関ホールに運び出したキッチンとダイニングの椅子など)

 日曜は食事会の準備と後片付けで1日が終わり、月曜日の朝にタイル剥がしの作業を開始する事にしました。
すぐにでもタイル剥がしを始めようとするを説得して、作業開始前に家族で集まって手順を決めることに…

決まった手順は…

(キッチンに置いてあるテーブルや可動式の調理台やパントリーの下から2段目までの荷物をダイニングに移動させるため)
ダイニングののテーブルを移動させる。

キッチンのテーブルをダイニングに移動

③夫怪獣、私の2組に分かれて
1)タイル剥がし(怪獣
2)可動式の調理台の中身とパントリーの下から2段目までの荷物をダイニングに移動(私)

可動式の調理台をダイニングに移動させる。(家族全員)

冷蔵庫とガスオーブンとコンロの下以外の床のタイル剥がし(家族全員)

床の下処理(水平を出したり、表面を平らにしたりなど)

新しい床を貼る

冷蔵庫を移動させて冷蔵庫の下の床のタイルを剥がして新しい床を貼る

オーブンの下の床のタイル剥がしと、新しい床を貼る

で、行くことになりました。

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(↑剥がしたタイルを片付けているところ)

 タイル剥がし以外の④までの作業はサクサク進んだけれど、タイル剥がしの作業が時間がかかることかかること。
タイルを大きなハンマーで割ってひびを入れて、目地のところにタイルを剥がす専用の工具を当てて金づちで叩きながら剥がしていくのですが、工具が一つしかなかったので、が剥がす作業、私と怪獣が剥がしたタイルや割った目地などを片付ける作業を延々と続けました。

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(↑タイルの下のベニヤ板を外すと現れたオリジナルの床)

 随分前にキッチンの掃き出し窓を交換した時に知ったのですが、うちのキッチンの床は元々のビニールの床の上にベニヤ板を敷いて、その上に陶器のタイルを貼ってありました。

 タイルを剥がす作業をしながら、と私でまたもや意見の相違が…

 私はベニヤ板も剥がしてオリジナルの床の上に直に新しい床を敷こうと提案したのですが、はベニヤ板を残して凸凹を平らにして新しい床材を敷くか、ベニヤ板も新しいものに交換しようと言ってきました。

 下地のベニヤ板にはタイルの接着剤や目地が張り付いていて、凹凸を平らにするのは大変な作業だし、新しいベニヤ板に交換するにも、SUVをに譲ってしまったため、ベニヤ板のような大きなものを運ぶトレーラーがない。
のやり方だと時間もお金もかかってしまう。
にも拘らず、ガンとして自分のやり方を押し通そうとする

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(↑冷蔵庫とオーブンの下以外のタイルを剥がし終えてオリジナルの床が出てきたところ。
翌日撮影)

 このままベニヤを再利用する方法で行くとしたら、暫くキッチンは使えなくなるだろうから、「どうしたものか…」と困っていたら、
 タイルを剥がす作業を進めてうちに、下に敷いてあったベニヤ板の損傷や汚れがひどいことがわかったので、もベニヤ板を残すことは断念したらしく、下地のベニヤ板は外すことになりました。

(ー。ー)フゥ

 冷蔵庫とオーブンの下以外のタイルと下地のベニヤを外したところで午後8時を回っていたので、その日の作業はストップしました。
(タイルを割るのに大きなハンマーを使うので大きな音がするため、夜遅くの作業は近所迷惑)

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(↑ガレージ側の入り口から見たオリジナルの床。)

 その後、汚れた床の掃除が終わったのが夜の11時近く。
やっぱり1日では新しい床材を貼るところまでは行かなかったです。

 

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2019年3月10日 (日)

数のトリックと確証バイアス(Confirmation Bias)
普天間基地辺野古移転の住民投票

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 先月『異常心理学』のクラスの登録を取り消したので、今学期私が取っているクラスは『Adjustment of Psychology』のみになりました。
 『Adjustment of Psychology』のクラスは応用心理学の一種で、社会学と心理学を合わせたような内容で興味深いです。

 先日授業で、Confirmation Bias(確証バイアス)について学んだのですが、それに関連した会話(口論?)がと私であったので記事にしてみることにしました。

 Confirmation Bias(確証バイアス)は、仮説(持論)などを検証する時に、仮説(持論)を支持する情報ばかりを集め続けて、反証を無視したり集めようとしない傾向のことで、心理学の実験などでは確証バイアスが起るのをさけるために、double-blind(二重盲検:被験者にも研究者にも薬や治療などを誰が受けているか知らせずに行う方法)を行うことがあります。

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 2月24日に普天間基地の辺野古への移設の是非を問う県民投票があり、辺野古への移転に『賛成』『反対』『どちらでもない』の3つのうちから選ぶもので、
結果は、
・投票率 …52.48%
・賛成  …11,4933票
・反対  …43,4273票
・どちらでもない…52682票
『反対』が有効投票の72%、有資格者の38%(小数点以下四捨五入)
でした。

 日本のマスコミなどでは、「反対が7割超え…」などと報じられているようで、


「反対が7割も超えているんだったら、(日本)政府も対応しないわけにいかないだろう。」
と、言っていました。

私が、
「でも、有資格者の37%しか反対票はないんだよ~」
と指摘すると、


「そんなこと言ったら、他の選挙も投票率5割を切っていてもその中から得票数の多かった候補が当選するから、今回の住民投票の結果の『7割超え…』が認められないなら、他の選挙で当選した候補者も無効だろ。」
と言い出しました。

ここで「選挙と県民投票は違う…」などの会話がされたのですが、確証バイアスとは殆ど関係がないので、記事には書かないけれど、

私が
「反対票を投じたのは、有資格者数の37%だったということは確かだよね。」
と言ったら、


「それは数のトリックだよ、お前(私)がだまされている。証明するから、紙持ってこい。」
と、言い、説明を始めました。

d( ̄  ̄) ヾ(゚△゚)オイオイ・・・
騙されてるのは自分だよ~

は、投票者数全体で7割が反対だったんだから、投票していない人も同じ比率で反対票を投じるだろうという感じの説明を始めました。

統計をとる時など、全数調査するのは不可能だから、集まったサンプルの中から全体の傾向を把握するためにデータを調整することがあるので、の言おうとしていたことは何となくわからないでもないけれど、『投票』というサンプルの集め方は無作為抽出ではないので、サンプルに偏りがある可能性が非常に高い。

「もしも…」
と、が説明をはじめたけれど、(話を遮るのは私の良くない癖なのだけれど、論理的に破綻している説明をダラダラと聞くのは面倒だったので、)

私はの説明を途中で遮って、
「もしも…という不確かな予測はこっちに置いておいて、事実で話を進めようよ。有効投票数の7割と有資格者数の37%というのは同じ数なんだよ。7割になるか38%になるかは分母の違いなんだよ。」
と、
データという観点から見たら、何を分母にするかで解釈が変わってくることをに説明しました。

今回の住民投票の結果に関して、沖縄県知事もマスコミも「反対票が7割超え」を強調しているけれど、有資格者の6割が反対票を投じていない事に一切言及しないのは、自分の考えに沿った情報だけに着目して、反証を無視する『確証バイアス』そのものじゃないの?フェアなものの見方ではないな、と思いました。

(夫の様に)心理学や統計とは無縁の生活を送っていたり、政治にあまり興味がなかったりしたら、「『反対』が有効投票数の7割超え」という情報だけ受け取ったら、県民の7割が移設に反対していると思ってしまうのも仕方ないかなぁ…

こうやって、世論は形成されていくのね…と思いました。

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2018年10月 7日 (日)

キッチンの配管作業とオペラント条件付け

Dsc00064s この記事はじめに書いておかなければならないのは、キッチンの配管の作業とオペラント条件付けは一般的には何の関連もないし、今まで記事で書いた事のある、理解するためのモデルタイプの記事ではないことです。
 たまたま、キッチンの配管作業をしている時に気が付いたので↑のようなタイトルになりました。

(↑古いシンク)

 キッチンの改装作業は去年の夏ごろから少しずつ、止めたり再開したりを繰り返していて、今年の春ごろから、キッチンのキャビネット(吊り棚とカウンター)の交換を始めました。
 先月(2018年9月)は、週末はキッチンのカウンターキャビネット(シンクを含む)の交換をしていて、9月の下旬にシンクの取り付けと配管作業をしました。
 キッチンの配管作業の細かい手順などは、キッチンの改装が完全に終了後に書く予定なので、今回は省きます。

 ここ数年、(男性の更年期なのか)の性格が破綻してきている。
 去年の七夕の日にもキッチンの改装に関連しておこった『ハンマー投げ事件』のようなゴタゴタが頻繁に起こるのでと一緒に何かをするのには辟易していた。

Dsc00068s(←古いシンク下の古い配管)

 9月の第4土曜日に、はキッチンの古いカウンターキャビネットを取り外して、新しいシンクを設置して配管を繋いで、キッチンを使える状態に戻す予定だったらしい。

 古いカウンターを取り外したのはよかったのだけれど、シンクの下の水漏れが酷くて腐った床や壁を交換しなければならず、おまけに取りつける予定のキャビネットは中古で購入したので、うちのキッチンに合わせて作られたものではないから、配管の穴の位置などを調整する必要があったし、奥行きも古いカウンターよりも深かったので、床のタイルも一部切りとらなくてはならなかったため、思ったより作業に時間がかかっていた。

 更に、注文してあった取りつける予定のシンクは、お店に取に行かなければならず、シンクの交換に伴って必要になる排水管や水道管やシンクに取りつける排水口などの関連用品もまだ買っていない状態だった。

 シンクの下の腐った壁や床を見た時点で、私は「これは今日中にキッチンを使えるようにするのは無理」と、思った。

  計画の練り直しが余儀なくされる状態であるにも関わらず、拘りの激しいは頭の切り替えができず、ストレスを溜めまくってイライラしだした。

Dsc00107s(←新しいシンク)

 丁度その日は、ポケモンGOのコミュニティーデーのイベントがあったので、午後2時~午後5時まで私と怪獣はポケモンGOをしに出かける予定だった。

 は思ったように作業が進んでいないので、「イベントに出かけるな!」と、言っていたが、私はどうせイベントに行かずに作業しても、その日のうちでキッチンを使えるようにはならないと思ったので、が何といおうと出かけることにしていた。
 それに、進めていた作業はほぼ一人でできるものばかりで、私たちがいたところで、掃除をするとか、道具を手渡すとか使い走りのようなことくらいしかない。

が「ひとりじゃ作業できない!」
と、騒ぐので、
ヾ(・ε・。)ォィォィ
「ひとりじゃオシッコ出来ないから、ママ、トイレについて来て~!」
レベルかよ~と、思いつつも)
私:「私たちがイベントに行っている間に、(車で20分くらいのところにあるお店に)注文していたシンクが届いているので、シンクと配管に必要なものを買ってくればいいじゃない」
と、提案したが、
夫:「イベントの帰りにお前らが取ってくればいいだろう!」
と、効率が物凄く悪いことを言いだす。
私:「イベントが終わってから取に行ったら、帰ってくるのは午後6時過ぎになっちゃって時間のロスだよ」
と、言っても、聞く耳持たず、がっつり不機嫌モードに…

 とにかく自分の計画が思う通りに進まないのが惨めなので、私たちもイベントに参加できなくなって惨めな気分を味わうべきだと考えているようだ。
 ここ数年のLose-Loseパラダイム若しくは、相手がLoseなら自分が勝とうが負けようが満足のというパラダイムのどちらかの思考パターン。

┐( ̄ヘ ̄)┌ いやぁ~
 性格の悪さが滲み出てるねぇ…
まるで、いじわる爺さんだよ(若い頃はこんな人じゃなかったんだけれどねぇ…)
こんな人と一緒に働きたい(作業したい)人なんかいるのかねぇ…

Img_0165s 私たちが(3時間のイベントを2時間で切り上げて)ゲームから帰って来たら、シンクは取りに言ったものの、シンクに取りつける排水口や配管はどれを買えばいいのかわからないので、買っていないという。
 そうしてまた、
夫:「お前が一緒に買いに行かないから…」
「お前がゲームに行っているから、DIYの店が閉まってしまう。」
と、私を非難する。

(゚∇゚ ;)はぁ~?
 (自分がどれを買ったらいいかわからないのは棚に上げて、どうして私を非難するんだよ?
わからなきゃ店の人に聞けばいいのに、DIYショップに行ってシンクだけ取ってきて、必要な関連用品を買ってこないのは時間の無駄だろう。)
 私が配管の専門家とかで詳しいならともかく、私はよりも更に配管の事については素人。
 私が行ったって行かなくたって事態は何も変わらない。
 そもそも、どうして私と一緒に行く必要があるのか説明を求めても、キレるだけでまともな返事は帰って来ない。

 「一緒に…」が、あまりにも五月蠅いので、夕食後に10時まで営業しているDIYのお店に一緒行って必要なものを探したのだが、排水口は見つかったが排水管は見つからずに帰って来た。
 「一緒に…」のお陰で、往復の時間も合わせると2時間半も排水口とパイプを探すのに費やした。本当に時間の無駄。
 どうして一度で用事を済ませることができるように計画を立てないのか?
 何度も行ったり来たりしてあれだけ時間のロスをしているのに、作業が進まないのは全て(ゲームに行った)私のせいになるのか?さっぱりわからない。

Image1 私が思った通り、土曜日中には作業が終わらず、日曜日の午前中は取り外した古いキャビネットやシンクの片づけをして、夕方からは出張先に車で移動したので、作業は中断された。

 日曜日も出張に行く直前までずっと、
夫:「パイプ類は一緒じゃないと買いに行かない」
「月曜日にお前が買いに行けよ」
「協力しないなら、俺のペースで作業するぞ!時間がかかってもいいんだな!(脅し)」
と、私に言い続けていた。

 月曜日の夕方5時頃に、が出張先から帰ってきたので、最寄りの金物屋さんがまだ開いているので必要なパイプを買いに行こうと提案すると
夫:「出張から帰ったばかりで長距離の運転で疲れているから行きたくない」
と拒否。
私:「私が運転するから必要なものだけを買って帰ってくればいい」
と言っても、
夫:「面倒くさいから行きたくない」
と、文句を言っているのを無理やり連れて行って、必要なものを見つけて買って帰って来た。

家に戻ってまだ一つの種類のパイプが足りないことがわかったのだが、またもや
夫:<(`^´)>エッヘン、明日別のお店で買ってきて。」
と、言いだす。
が、
「私はパイプのことについては何も知らないから、間違ったものを買ってくるかも知れないから行きたくない」
と、きつい口調で断ると、
夫:「どうして怒っているわけ?今日も出張から帰ったばかりなのに買い物に行こうといいだすし…」
と、聞いてくるので、
(ここのところの、私に何もかも責任転嫁できるように物事を勝手に決めるのにはうんざりしていて、腹も立っていたから。)
私:「自分が買いに行くという手もあるし、ネットで注文するという手もある。
数ある選択肢の中から、あなたが『私と一緒じゃなきゃ買い物行かない』と決断するのは自由。
だけれども、あなたが決定した事に関して、『一緒に行ってくれないから作業が進まない』と、私が非難されるのは嫌。
あなたが選んだことに対して、私がどのようなリアクションをしても文句を言われる筋合いはない。」
と、言い捨てた。

そうしたら、翌日、は仕事の帰りに必要なものを買って帰って来ていた。
(私も怪獣を学校から迎えて帰ってくる時に、とは違う店に寄って買ってきたのだが、案の定、間違った配管を買ってしまった。)

Dsc00139s(←新しい排水管。水道管を繋ぐ前のシンク下。)

 キッチンの配管のゴタゴタのように、には自分の思う通りに行かないと他人に責任転嫁して、不機嫌になったり、喧嘩腰になったり、脅したり、大声で怒鳴ったり、する癖がある。
 今まで、私も怪獣
「お父さんがごちゃごちゃ五月蠅いから、さっさと言われた事やって済ませちゃおう」
と、思っていたけれど、
 私たちがの頼み(押し付け・半ば命令)を断ったからと言って、不機嫌になったりキレたりするのは私たちの責任ではないことにやっと気が付いた。

 不機嫌になったり、脅したり、キレたりするのは、
「お前たちが言うことを聞かないから、俺は不機嫌なんだ」
と、こちらが断ったことに対しての罪悪感につけこむ手段に過ぎなかったんだ…
 がそのような行動パターンを取るのは、の母が罪悪感につけこんだり脅したりする行動パターンを使うので、ほぼ刷りこみで無意識的にやっていることと、
今まで私も怪獣もその戦略に引っかかっての要求を飲んできたから、「この手は有効だ」と行動が強化(正の強化)※1されてしまったことがあると思う。

 なので、怪獣と相談して、
これからは大声をだしたり、脅迫しながら何かを押し付けてきた時は、
「大声出さなくても聞こえるし、そのような(こちらを尊重しない)乱暴な言い方は嫌だ」
と、伝えること。
 要求(押し付け)に関しては、断るのも受けるのもこちらの自由。それで、が不機嫌になってもの問題だから、今までみたいに機嫌を取るのはやめて無視しよう。
と、決めた。
 つまりは、『負の弱化※2』を使って不機嫌になっても、脅しても、大声をだしても、効果がないことを学習させようという事である。

それにしても、『オペラント条件付け※3』をいい年した大人(人間)に実践することになるとは思わなかったよ…
(心理学の講義でオペラント条件付けと言えば、パブロフの犬とか、スキナー箱の実験とか、動物実験のイメージしかないので…)

┐( -"-)┌ヤレヤレ...

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2017年9月29日 (金)

Inside Out
インサイド・ヘッド

Dsc09561s 以前の記事で、怪獣がネガティブ思考だということを書いた。
 『ネガティブ』というと『悲観的』『暗い』というイメージだけれど、うちの怪獣の場合は
『①(現実とそぐわない)マイナス思考→②混乱/パニック→③キレる』
というパターン。

 まず、『現実とそぐわないマイナス思考(=認知の歪み)』に気づいてもらうために、『事実と意見を区別する』というレクチャーをやってみた。

 次に②の『パニック』に関してだけれど、パニックが起こるのは、恐らく自分の感情が何なのかわかっていないから(何かわからないものには対処のしようがない)だろうということで、『感情について』と『感情にラベリング』をする事について2回に分けてレクチャーをした。

 Inside Outは『感情』についてのレクチャーをする時に教材として使った映画。

Image1(←上:ライリーの生まれたての頃
中:ヨロコビ
下:ヨロコビとカナシミ)

 レクチャーについては機会(要望)があればそのうちに記事にするかもしれないけれど、今回は映画のレビューを書きたいと思います。

 Inside Outは2015年のディズニーのアニメ映画で、邦題は『インサイド・ヘッド』で2015年に劇場公開されています。

 主人公のライリーの感情(ヨロコビ、カナシミ、ビビリ、ムカムカ、イカリ)を中心に人間(や動物?)の感情を扱った作品です。

 映画は主人公のライリーの誕生から始まり、11歳になるまでのライリーと感情の様子を感情たちの紹介や感情たちの働きや脳の仕組みについて導入部分で簡単に描いていきます。

Image2(←幼児の頃のライリーと感情たち
司令部と性格の島)

 ライリーはミネソタに住むアイスホッケーの大好きな女の子に育ちます。

 11歳のライリーのヨロコビ、カナシミ、ビビリ、ムカムカ、イカリの感情たちは司令部にいて、ヨロコビが主導権を握っていて、1日の記憶の殆どがハッピーな思いで埋まるように采配を振るっている。

 ヨロコビは他の感情に役割をふって動かすが、ライリーを悲しませるカナシミにはできるだけ動いてほしくなくて、「マニュアルを読んでいて…」などの仕事しか割り振らない。

 ヨロコビのリーダーシップのおかげで、ライリーの日々は順調で幸せな日が続いていた。

ところが…

 ある日、ライリーの家族はミネソタからカリフォルニア州のサンフランシスコに引っ越しをする事に…

Image3(←ミネソタの家を売ってサンフランシスコに引っ越すライリーたちと、ショックを受ける感情たち)

 新しい環境でもライリーが幸せな気持ちでいられるように、ヨロコビは奮闘しますが、家は狭くでボロだし、荷物を運ぶ引っ越しトラックが行方不明になって暫く家具のない家で暮らさなければならないなどのトラブルが続いた上に、引っ越し先の環境があまりにも違ったりして、感情たちも戸惑っている状態のところに、「動くな」といわれていたカナシミが割り振られた仕事以外に手を出して来て、司令部は混乱する。

 そんな中、事故が起こってヨロコビとカナシミが司令部からロングタームメモリーの保管場所に転送されてしまう。
 ヨロコビとカナシミが戻ってくるまでの間、司令部のビビりとムカムカとイカリで何とかしようと頑張るが…

 『司令部』や『性格の島』や『ロングタームメモリー』など心理学に関連した映画独自の用語などが結構出てきますが、その都度感情のキャラクターによって説明されるし、説明も理屈っぽいところはなく全体的に楽しめる作品でした。

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2017年8月21日 (月)

事実と意見を区別する

Img_2508s ひとつ前の記事怪獣がネガティブだという事を書いたが、ネガティブの原因は物事を客観的に見る事が難しいのではないか?と感じたことや。
 怪獣が物事を客観的に見る事が難しいのは、(発達障害の特徴のひとつの)定型発達の人との知覚の違いということもあるけれど、心理学の知識を得る働きである『認知』に問題があるのではないかと思った。

 診断こそされていないけれど、日々の生活で発達障害の特徴が散見されると、発達障害の診断をされている怪獣と長年付き合っていて、彼らの生きづらさ(障害?)は『発達障害』と名前がついているけれど、正確には『認知発達障害』といったほうがしっくりくるのではないかと思うようになった。

 『認知発達障害』は私の造語で、英語で表現すると『Cognitive Developmental Disability』(←これも恐らく私の造語?)なのだけれど、『Cognitive』の単語にぴったり当てはまる日本語がなく、『認知』という言葉を充てたけれど、『認知』というと『認知症』のイメージが強いのでもっといい日本語はないものかと悩む。

 さて、話はやっとこの記事のタイトルの『事実と意見を区別する』についてなのだけれど、怪獣は思考(頭の中)の整理がうまくいっていないようなので、整理の前段階の仕分け(チェック機能)について理解してもらおうと『事実と意見』についてのレクチャー(授業)を家族にやってみた。

 レクチャーと言っても仰々しいものではなくて、家族内の発表会のようなもので、私が発表者という感じ。

 準備には幾つかのウェブ・サイトを参考にした。
(参考にしたサイトのリストは下の『続きを読む』から…)
 教材にも幾つかのサイトや動画を引用した。

 まず、最初に
ステップ①『事実と意見を区別する』ことについて話すことを提示
した後、
反応①:特に反応なし、「お母さんの説教が始まる?」と思っている様子

Img_4858sステップ②NHKの教育番組『わかる国語 読み書きのツボ 5・6年』の動画『事実?意見?~事実と意見を区別する~』を見てもらう
反応②:動画を見ながら「これは事実だろ?」とか「違うんじゃない?」とか自分の意見を交えながら視聴。(内容に興味を持ち始めた様子。食い付きは良好?)

ステップ③動画を観終えた後に、動画の内容に触れながらレクチャーの要点を説明

要点:
事実とは誰でも経験できる(見たり、聞いたり、触ったり、知ったりできる)物事。調査や実験によって確めることができるもの。
事実には『正しい(True)事実』と『間違った(False)事実』がある。
意見とは個人的な判断や考えのこと。調査や実験で確かめられないものもある。意見は正しいか正しくないか決められないことがある。
反応③: 特に際立った反応はなし。

Img_4859sステップ④『商用(ビジネス)作文(さくぶん)』というサイトの『練習問題』(20問)をプリントアウトしたのを怪獣の3人に解いてもらう。
問題解いている間にも「この練習問題はTrue-Fales(真偽)の問題じゃないからね~Fact-Opinion(事実と意見)の問題だからね~」と何度か強調。
反応④:問題をといている間、が一番五月蠅かった。
「○番は××だから『事実』じゃね?」
とか、結構大声で言いながらやるものだから、
子どもたちに
「うるさい、邪魔するな、黙って問題を解け!」
と、何度も注意されるも暫くしたらまた声に出して解答し始める。

ステップ⑤練習問題をときおわったら、全部の答え合わせが終わってから理由の説明と質疑応答をする事を説明して、答え合わせに入る。

ステップ⑥答え合わせと採点
私が正解を読み上げて答え合わせ
反応⑥:ここでもまたが一番五月蠅かった。
ステップ⑤で「全部の答えあわせが終わってから説明…」といっておいたのに、
「え~なんで○番は『意見』なの?」と、読みあげ中に横入の質問。
「全部終わってから説明と質疑応答だから…」と、何度も私に注意される。
につられて質問してきたが、一度注意したら質問しなくなった。
怪獣はマイペースで黙々と答え合わせをしていて、が横入すると「早く次!」というだけ。
採点の結果:14/20、14/20、怪獣15/20 項目

ステップ⑦正解の理由と説明
『商用(ビジネス)作文(さくぶん)』というサイトの練習問題の下の説明と、同じサイトの『事実と意見』というページの『事実と意見の違い』の項を参考に説明。
反応⑦:これはも活発に質問していた。(私の解説で理解できたのか?)怪獣からの質問はなかった。

Img_4860sステップ⑧要点を再度提示、応用(参考)になりそうなネットの記事を読んでまとめ
まとめ:
文章を読む時や話を聞く時に、どれが事実でどれが意見か意識するようにすると、客観的な判断ができるようになる。
反応⑧:『客観的な判断』を強調してまとめたけれど、は練習問題の自分が不正解だった部分が気になるのか、その事についてずーっと喋っていて、ちゃんと聴いていたのか疑問。

 このレクチャーが終わって、家族の日常会話の中で、私や子どもはの話すことを「その部分は意見だね」とか「それは正しい(または誤った)事実だね」と指摘できるようになった。
 は今まで指摘されても事実と意見がごっちゃになっていたので、賛同が得られないとキレて言い返したりしていたのだけれど、『事実』と『意見』の違いが少しは理解できたのか、指摘されるととりあえず耳を傾けるようになったのは大収穫かも…

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