2月22日は猫の日(日本)だったので、去年の暮れに虹の橋を渡ったマダラ猫の介護の記録を書いておくことにしました。
介護中は『言挙げ』になるのではないかと心配して記録を取っていなかったので、記録は後でカレンダーや撮影した画像を元に書き留めたものです。
細かい部分は思い出せないので箇条書きにします。
11月7日頃 風邪をひく、クシャミ(2~4日)食欲が落ちて、カリカリに鰹節を振りかけて食べさせる。
11月14日 鰹節をかけてもカリカリを食べなくなる。水は飲む、トイレも失敗は無し。普通のウエットの猫餌は自力で食べる(量は少ない)チュールは食べる。
11月16日 ペットクリニックを受診。血液検査をする。脱水気味だったので、皮下に入れる補液を注射してもらう。猫缶、食欲の出る塗り薬を処方される。帰宅後、処方された腎臓ケア用猫缶を自力で食べる。
11月17日 腎臓の数値がかなり悪いと連絡が入り。細菌感染していたので、抗生剤を処方された。体重7.78lb
2週間後に再受診するように言われる。
(↑左:食欲の出る薬。右:抗生剤とシリンジ。)
11月18日 トイレの手前でお漏らしをするようになる。トイレのフードを外してトイレを使いやすくすると、お漏らしはなくなった。水は自力で飲むが腎臓ケア用の缶フードは自力で食べないので、ヘラを使って食べさせる。
(↑左:フードのついた猫トイレ。右:フードを外した猫トイレ)
11月20日 水は自力で飲むが飲む量が少ないからか、おしっこの量も少ない。マグロの刺身を一切れ3ミリ角に切って出すと、フラフラながら起き上がって自力で食べたが、少し残す。(これが最後の固形食になった。)
11月21日 トイレに自力で登れなくなる。トイレに座らせるとおしっこをする。おしっこが済んだら自力でトイレから出てヒーターの吹き出し口付近に戻る。自力でフードは食べないし、腎臓ケア用猫缶を食べさせても吐き出すので、チュールを食べさせる。
一匹で留守番させると何かあった時怖いので、誰かが必ず家に残って様子を見るようにした。
(↑食べさせていた蒸留水とチュール、食餌に使ったアイスの棒と飲み水用のシリンジと点眼用のシリンジ)
11月23日 (サンクスギブン)トイレから自力で出られなくなる。水も自力ではあまり飲めていないようなので、シリンジで飲ませる。チュールも自力で食べられなくなったので、アイスキャンディーの棒を使って(腎臓病用エネルギーチュールと普通のチュールを半々に混ぜて)食べさせる。
11月24日 夜中は夫婦の寝室のベッドで夫と私の間で川の字状態で人間と同じ布団をかけて布団の下に猫用毛布を使って寝ていたけれど、トイレに自力で行けない為お漏らしをするようになったので、バスタオルにトイレシーツを挟んで敷くようになった。
昼間も寝ていてお漏らしするようになってきたので、トイレシーツを敷く様になった。トイレシーツがあまり好きではなかったのか、シーツを除けるために動くようになった。(お漏らしはするけれど、腎機能が低下しているためか臭いも殆どなかった。)
トイレシーツやペット用オムツなど介護用品を買いに行く。
11月25日 トイレシーツを除けてずり動かなくなった。食事はチュールを1日4回のみ、朝の食事のあと抗生剤投与、午後食欲の出る薬を耳に塗る。食事のあとトイレに連れて行くが、トイレでも立っていられなくなる。
この頃からほぼ寝たきりで動けなくなったので、いよいよ最後を覚悟する。
夜間は小型犬用のオムツを使うけれど、猫用ではないので尻尾を出すところから尿漏れする事があったのでハサミで切り込みを入れて穴の位置を調整して使う。
夜寝る前に、私たちが寝ている間に急変しないかと心配したけれど、朝起きて生きているとホッとする日々。
(↑左:小型犬用オムツ、中:トイレシーツ、右:おしり拭きに使っていたウィッチヘーゼル)
11月26日 喉が渇いたり、おしっこが出た後は小さな声で鳴いて知らせるので、水を飲ませたりシートの交換をする。
11月27日 真冬日で最高気温がマイナス2℃。寒さが堪えるようで、昼間は暖房の吹き出し口の近くで寝るか、使い捨てカイロをタオルにくるんで近くに置くようになった。
夕方から夜は、仕事から帰って来た夫が内股の間に挟んで温めると調子が良いようでした。(おかげで夫は食事もトイレに行くのも一苦労でした。)
11月28日 チュールと水しか口にしていないので、排便はない。おしっこの臭いが殆どない代わりに身体全体がアンモニアの臭いが強くなって来た。
11月29~30日 食欲は殆どない。1日4回のチュールをヘラで食べるのみ。食べないので日に日に痩せていく。
寒いので体を冷やさないように、お水は人肌に温めて飲ませるようにする。
1日中ぐったりしている事が多く殆ど動かない。
12月1日 昼間オムツを使うようになる。
オムツを変える時にウィッチヘーゼルを浸したコットンを電子レンジで人肌に温めておしり拭きに使う。
夕方ごろぐったりして呼びかけにも反応がなくなったので、いよいよか…と、思ったけれど、バスタオルでくるんで夫の内股で温めたら持ち直したようでした。
12月2日(土)ペットクリニックの再受診の日だったけれど、あまりにも弱っているし屋外は極寒で寒い中外出させるのは負担になるだろうと言う事で予約をキャンセル。
キャンセルの電話を入れた時に、(最後に獣医に連れて行った時は、トイレも自力で行けたし、猫缶も自力で食べられる状態で、その後急速に弱ってしまったことが電話で伝わらなかったためか)獣医に診せるように強く勧められたが、弱っているので週明けの12月4日にもし生きていたら連れて行くと午前中に予約を取りなおした。
12月3日 少しだけれど排便あり。
ほぼ動かないので、昼間はソファーに毛布でくるんで寝かせて、タオルでくるんだ使い捨てカイロを湯たんぽ代わりにする。
12月4日 朝からぐったりしている。寝ている間にまた少し排便していたのできれいにする。
ペットクリニックの受診の日だったけれど、時間の予約はしていなかったので連絡はせず。
喉が渇いても鳴く事がなく、時間でチュールと人肌に温めた水を給餌する。
水は飲んでもすぐ排泄されてしまうためか、目が乾燥していて瞼が動かしづらそうだったので、蒸留水を点眼する。
夜、また少し排便。肛門付近の硬い便が自力で排泄出来ずにいたので、手で掻き出して肛門付近をきれいにする。
夜10時頃、チュールと水を与えてオムツを交換。(最後の食事になる)
(↑12月4日 午前11時頃のオムツ替えが終わった後)
12月5日 0時を過ぎて、寝る前のオムツを交換しようとしたら、咳のようなシャックリのような呼吸の発作が出て息がしにくそうだったので、背中をさすって介助すると少し落ち着く。
夫が抱っこ、私が背中をさすって声掛けをする。
その後も何度か発作を繰り返して、次第に発作の強さがだんだん弱くなり呼吸停止。
0時56分 瞳孔に光をあてて死亡確認。
20歳と5カ月10日でした。
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