3度目の転職 その5 怒涛の2Weeks Noticeその2~退職
前回の記事からの続きです。
夫の辞職で納期を前倒ししてくれないかと相談に行った下請け会社との交渉も(提示された追加料金よりも低い額で落ち着いて)上手く行き、夫の担当していたほぼ終わりかけの案件は、夫の2ウィークス・ノーティスの期間に何とか出来る目途はたったのですが、今秋ごろにスタートが予定されていた新規の別案件を担当出来る人が夫の部署にはいない状態でした。
退職日が決まった時に、パワハラを受けていた時に個人的に相談にのってもらっていた日本の本社の連携部署の部長さんに、夫が退職をする事を報告したら、「退職は残念だけれど(あまりにもパワハラや嫌がらせが酷かったので)仕方がない」と、言ってくれました。
報告の電話の会話で、秋からの新規案件については、例え(夫の)代わりがすぐに雇えたとしても、経験不足で担当させるのは無理だろうから、日本本社の方で引き受ける事になるだろう、と、話していたそうです。
夫との電話の後、その部長さんが夫が辞職することを日本のチームに発表したら、日本のチーム内でも動揺が広がり、秋からの新規案件は日本のチームが引き受ける事が暗黙のうちに理解されたそうです。
当時担当していた仕事に目途もつき、秋からの新規案件も日本側が引き受けることになって、後は夫が作った独自プログラムのマニュアル作りのみと思ってホッとしていたら、HR(人事)から面談に来るように呼び出されました。
その面談では、職場で何があったのか、辞職の理由は何か、等を訊かれたそうです。
At-will employmentなので、辞職の理由などをHRに報告する義務はないのですが、波風立てず穏便に辞職したかった夫は、プロジェクト・マネージャー(プロマネ)の仕事がしたくて、転職先の会社がプロマネの職で雇用すると言って来たので…と、答えて、大元のきっかけになった理由(上司のパワハラ)については告げなかったそうです。
するとHRが、社内でもプロマネの職に申し込むことが出来たのに、知らなかったのですか?と、訊かれたので、夫は「知りませんでした」と、返事をして、HRとの面談はほぼ終了したようです。
HRとの面談後は、当時担当していた案件の処理をしつつ、夫独自プログラムを部内の共有フォルダに移行する作業とマニュアル作成の作業をしていたようです。
退職日の2日前には、一緒に働いて来た同僚たちとお別れランチへ行き、退職日当日には、独自プログラムの移行で忙しくしている夫の所に色々な人がお別れの挨拶に来ていたそうです。
本当は夫がお世話になった人に挨拶回りをしたかったそうなのですが、件のパワハラ上司に最後まで仕事するように言われていたため、午後5時に会社のシステムから夫のアカウントが停止されるまで仕事をしていて挨拶どころではなかったそうです。
挨拶に来た人たちに、「明日から新会社で仕事だ」と、言ったら驚かれたそうです。
2ウィークス・ノーティスの最終日まで働くケースは稀で、普通は2ウィークス・ノーティスが始まって早い時期に、上司が仕事に来なくてもいいと言ってくれるらしいです。
夫のアカウントが停止される最後の1秒までこき使う、流石パワハラ上司。
5時過ぎてPCがアクセスできなくなったので、支給されていた社員証とラップトップとスマホを件の上司に渡して、「アカウント停止になったので、これ以上は仕事が出来ません」と、帰宅してきました。
(*^・x・)ノ~~~バイバイ
色々あったものの、怒涛の2Weeks Noticeを無事に乗り切り、めでたく予定通りの日に退職することができました。
と、言う事で、夫の『3度目の転職』シリーズは今回で終了です。
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