Meadow Brook Hall 5
前回の記事からの続きです。
2階
階段を上がって左手の廊下にはゲストルームやナニーの部屋と子ども部屋、マチルダの寝室、アルフレッドの寝室などがあります。
フレンチ・ゲストルーム:
(↑↓フレンチ・ゲストルーム)
階段ホールから左手の廊下の入ってすぐ右側(裏庭側)に、フレンチゲストルームがあります。
以前の記事にチューダー・リバイバル様式の建物と紹介したのですが、フレンチルームはロココ風の内装になっていました。
ナニー(乳母)の部屋とナーサリー(子ども部屋):
(↑左:ナニーの部屋、右:ナニーの部屋の呼び出し用の電話)
フレンチゲストルームの向かい(ロータリー側)にはナニーの部屋とナーサリーがあります。
(↑ナーサリー)
(↑ナーサリー・キッチン)
マチルダと再婚相手のアルフレッドには実子はいなかったのですが、リチャード(1929年生まれ)とバーバラ(1931年生まれ)の2人の養子をとっていて、ナーサリーは2人の養子のための部屋です。
Meadow Brook Hallの建物は使用人スペースと家族のスペースが完全に分けられていて、使用人は使用人スペースで寝起きするのですが、ナニーだけは子どもの世話をするため、部屋が家族のスペースにあてがわれていました。
ナニーの部屋は、バーバラにナニーが必要でなくなった後は、バーバラの部屋として使われました。
イタリアン・ゲストルーム:
ナーサリーキッチンの隣はイタリアンゲストルーム。
イタリアン・ゲストルームは天井に梁(多分化粧梁)を設けたイタリアっぽい内装になっていました。
アルフレッドの寝室:
フレンチ・ゲストルームの隣がアルフレッドの寝室で、
寝室は隣のマチルダの寝室と繋がっていて行き来ができるようになっています。
当時の裕福な家庭は夫婦がそれぞれ持つことが一般的だったため、夫婦別室になっているようです。
アルフレッドの寝室のバスルームはシャワーがあって、シャワーヘッドは14金で出来ているそうです。
マチルダの寝室:
(↑マチルダの寝室)
アールデコ調のインテリア。
(↑マチルダのバスルーム)
マチルダのバスルームにはシャワーはなくてお風呂のみだそうです。
(↑左:マチルダのクローゼット、右:マチルダの靴や小物を収納しておくクローゼット)
プライベートエリアの内装の殆どが建築当時の流行りだったアールデコ調でした。
マチルダは毎朝6時起床で乗馬をしてから身支度を終えて仕事をしたそうです。
マチルダの仕事はダッジモータース売却後は市民活動や社会活動や慈善活動で40以上の団体をサポートしていました。
家事は全て使用人が担っていて、家の中の家事を行うために25人くらいの使用人が働いていたそうです。
屋外の家事は35人くらいの使用人が従事していました。
使用人のエリアと家族のエリアの間にはドアがあって、普段は閉まっていて仕事以外では使用人は家族のエリアには入れない決まりになっていました。
次回は使用人エリアの画像をUP予定です。
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