ミズーリ州へドライブ旅行5ーChicago&Alton Depo Musium-
スマホの地図アプリにNationai Frontier Trails Museumをセットして向かったのだけれど、目的地に到着しても駐車場がガラガラで、建物が開いている気配もないし看板もない。
地図アプリで再検索しても同じ場所しか表示されずに、建物の周りを怪獣とウロウロしていたら、同じ敷地内にある古い駅をリノベーションした建物から年配の男性が出てきたので、Nationai Frontier Trails Museumを探してると伝えたら、引っ越したことを告げられました。
引っ越し先への行き方を教えてくれたのですが、「もしよかったら駅も観て行かない?案内するよ。」と、誘われました。
料金をきいたら、「寄付だからいくらでもいいよ。私の案内が気に入らなかったらゼロでもOKだよ。」と、言う事だったので、夫も呼んで建物を案内してもらう事にしました。
(↑Chicago & Alton Railroad の路線図と沿線にあった駅の写真)
案内してもらった駅舎はChicago & Alton 路線のIndepenndence駅舎だった建物だそうで、元々は3㎞離れた所にあったそうですが、現在の位置に移設して来たと言う事です。
移設された当時は建物はボロボロで屋根は一部落ちて柱と壁の一部が残った状態のものを、現在の状態に復元工事をしたそうです。
復元工事は外装に2年、内装に5年かかったそうです。
(↑駅の待合室
ベンチについているひじ掛け状の金属は、ベンチでの寝そべり防止のためだそうです)
この駅は1階が駅、2階が駅の管理者と家族の住居になっていたそうで、管理者は駅の管理と通信士の二足の草鞋で生計を立てていたそうです。
(↑チケット売り場。手前の鐘は蒸気機関車についていたものを取り外して展示したもの)
Chicago&Alton lailroadの駅舎の建物の内部は古い信号機などの鉄道関連の道具やトランクや、古い列車のプラモデルなどが展示されていて、ガイドツアーではこの路線を使用した有名人などの話もきけて興味深かったです。
有名人の話の中で最も印象に残ったのは、リンカーン大統領の特別客車の話でした。
リンカーン大統領は青年時時代から大統領になるまでイリノイ州で過ごしていて、Chicago & Alton Lailroadとも所縁が深かったので、リンカーン大統領専用の特別客車を制作していましたが、使われる前に大統領が暗殺されてしまい、大統領の死後リンカーンの棺を載せてイリノイ州のスプリングフィールドへ運ぶための霊柩車として使われたそうです。
最後に訪問者のリストに名前を書いて、怪獣が持っていたありったけの現金(多分8ドルくらい?私たちはカードしか持ってなかった)を寄付の入れ物に入れてツアーは終了。
その後、Nationai Frontier Trails Museumの行き方や、市内の他の観光スポットの地図を渡してくれて軽い説明もしてもらえて、とても親切なガイドさんでした。
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