コロンバス・デー
10月の第二月曜日は日本は『スポーツの日』で休日だけれど、アメリカ合衆国の多くの州ではコロンバス・デーの休日です。
1492年10月12日にコロンブス(一行)がアメリカ大陸を発見した事を祝う休日だけれど、国民の祝日ではないので全国的に休日というわけでなく、州や自治体によって対応がバラバラでマイナーな祝日です。
(今年のコロンバス・デーは10月14日でした。)
カリフォルニア、サウスダコタなどの一部の州や自治体では『先住民の日』や『ネイティブアメリカンの日』と、呼ばれていて、ハワイ州は『発見者の日』(ポリネシア人がハワイを発見した日)、コロンバス・デーを公休と認めている州の中でも、市や郡などの地方自治体によっては休日でなかったり、別の名称で呼ばれていたりもします。
私が住んでいる州は休日になっているけれど、公共機関だけお休みで一般企業は普通に営業していて、休日と言う感覚はあまりないです。
息子が高校に通っていた頃は普通に授業がありました。
夫が現在働いている会社は、日系企業で親会社が日本にあるので、日本の『スポーツの日』に合わせてお休みでした。
個人的にはアメリカ合衆国は国民の祝日が少ない(国全体で休日と認められているのは年間9日だけ)ので、コロンバス・デーも国全体で休日になるといいな…と、思います。
↑で単にアメリカでなくアメリカ合衆国と書いた理由は、南米の国々もコロンバス・デーをお祝い(?)する国があるからです。
アメリカ大陸に住んでいた原住民にとっては、ヨーロッパ諸国の侵略の始まった日でもあるので、デモ活動が行われることもあるそうです。
コロンバス・デーは侵略する側とされる側と、視点によってお祝いの意味の変わる複雑な休日だなぁ…と、思います。
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