大手の手芸用品チェーンが店じまい

アメリカに来て以来、長い間お世話になって来た手芸用品チェーン『Jo-Ann』が現在残っている全米のチェーン店舗(300店)が全てが閉店する事になったようです。
(↑Wikipediaより引用)
Jo-Annは1943年にオハイオ州で創業された手芸や絵画用品を扱う全米チェーン店で、2021年の時点で全米に855店舗で営業していました。
2023年9月に管理職従業員の解雇を発表し、同年10月にチャプター11(連邦倒産法11章)の可能性が高い事を発表。
2024年3月に5億ドルの負債を抱えてチャプター11をファイルして、会社更生法の手続きに入りましたが、店舗の閉鎖や従業員の解雇はありませんでした。
2025年の1月に2度目のチャプター11をファイル、同年の2月12日に残っていた800店舗のうち500店舗を閉鎖して事業の縮小を図るも成功せず、2月24日に残りの300店舗すべてを閉鎖して、資産をGAグループに売り渡す発表がされました。
私も以前ホームデコレーションにはまっていた時は、シーズン毎にお店に通って造花や雑貨や布などを購入していたのですが、数年前に「手持ちの飾りも自分が死んだらただのゴミ」と、気がついてしまってお店に通う事もほぼなくなっていました。
現在、Jo-Annの全店舗で閉店セールをやっているので、久しぶりに布地を買いに行きました。
元々は布地のお店で開業したためか、プリントの布地の中にはJo-Ann独自でテキスタイルがデザインされて、Jo-Annでしか扱っていない布地もありました。

(↑赤地に雪の結晶の布:Jo-Annで開発されたオリジナルデザイン)

(↑星条旗の布:Jo-Annで開発されたオリジナルデザイン)
閉店でオリジナルデザインが手に入らなくなるので買いに行ったのですが、ここの数年の経営不振でデザインの開発も止めてしまったのか、オリジナルデザインの布は殆ど見かけませんでした。
布地だけでなく店内も売り切れ御免の状態で、商品がなくなっても新たに補充されることもなく、空の棚やほぼ空の棚も沢山ありました。
私が子どもの頃は専業主婦も多くて、小さな商店街にも一つは手芸店があって、井戸端会議というか主婦を対象にした手芸教室も賑わっていたのに、2000年代頃から若い世代の共働きの家庭も増えたのか、手芸教室もだんだん中高年向けになって来ていたように思います。
手芸人口の急激な減少で、ローカルの個人店舗だけでなく大手のチェーン店も経営不振で閉店してしまうのは仕方がないかなぁ…と、思いますが、何かを作り出す事に楽しみを感じる余裕もない生活は何か寂しい気がします。
| 固定リンク | 8


コメント