去年の暮れにマダラ猫が20歳と5カ月で虹の橋を渡ってしまって以降は、我が家は猫のいない暮しでした。
去年の秋ごろから始めた夫の転職活動が、6月に終わって新しい転職先が決まるまでは、余裕がなくて新しい猫を探す気分にはなれなかったためです。
夏も過ぎて私はそろそろ新しい猫を探そうと、思っていたのですが、夫は亡くなったマダラ猫の代わりになるような猫は見つからないだろうと、猫探しには消極的でした。
(↑引き取った猫を保護していた施設)
転職直後で出張は多いし、新しい仕事に慣れるのに忙しい夫が猫探しに時間を作るのは難しいだろうと思ったので、いつも一緒にハンバーガーを食べに行くCさんと一緒に猫探しをすることにしました。
Cさんは3か所の施設から猫を引き取って、今は5匹の猫を飼っていて猫や犬の保護施設に詳しかったので案内してもらいました。
9月11日に、Cさんに最初に案内してもらった施設は、猫の保護エリアと犬の保護エリアは別の建物に分かれていて、猫の保護エリアには3つ部屋にコンロッカー風の猫の個室が並んでいてドアがアクリルの透明な板で出来ていて中を見る事が出来ました。アクリルのドアには、中の住猫の仮の名前と年齢や月例、性別、特徴などが書かれていました。それぞれの部屋には大体15~25個くらいの個室がありました。
3つの個室の部屋以外には広いプレールームのような場所があって、キャットタワーや猫のベッドなどが並んでいて、こちらは比較的大きな猫が窓際で日向ぼっこしたり遊んだりしていました。
猫の個室のある部屋の中にいた猫の中で、グレーの縞の猫が目にとまりました。
ドアに貼られているラベルにはメスで5カ月と書かれていて、同じラベルにメスの黒猫とオスの黒猫の名前も書かれていて、どうやら3匹は兄弟猫のようでした。
黒猫はどちらも爪まで真っ黒の福猫でした。
グレーの縞の猫が気にいったので、家族に迎えることに決めたのですが、以前マダラ猫を飼っていた時に猫同士遊ぶ相手がいないのが可哀想で、後で白猫を保護団体から引き取った経緯があったので、姉妹猫の黒の雌猫も一緒に引き取る手続きをすることにしました。
出来たらオスの黒猫も合わせて3匹引き取りたかったのですが、我が家の経済状況では(なにかあって獣医に通院しなくてはならない場合なども考慮すると)2匹が限界だろうと言う事でメスの姉妹猫を譲渡してもらう手続きをする事にしました。
Cさんの話によると、以前は紙のフォームで申し込みだったようですが、コロナ以降はインターネットの申し込みのみになったそうです。
その場で自分のタブレットを使って申し込みをして帰宅しました。
帰宅すると申し込み受け付けのEメールが届いていました。
申し込みをした週の翌週の火曜日に保護団体から電話で連絡があり、月曜日から土曜日の午前11から午後5時までの時間に予約をして引き取りに来てOKと言う事でした。
譲渡の費用は1匹で125ドル、2匹目は75ドルで2匹合わせて200ドルでした。
譲渡の費用には予防接種、猫白血病と猫エイズの検査、避妊手術、マイクロチップの費用が含まれていました。
夫は「譲渡費用に125ドルは高い!」と、言っていましたが、予防接種も避妊手術もマイクロチップも込みの値段だと言うと、高いどころかむしろ安いと言う事を理解してくれたようでした。
火曜日に連絡があったので、夫と相談して翌日の水曜日の午後4時に予約を取ろうと思って折り返し電話をしたら、留守電が出たので私の名前と電話番号と引き取り希望の日時を告げて連絡くれるようにメッセージを残しました。
ところが、その日のうちに返信はなく、翌日の午前中も返事がなかったので、紹介してくれたCさんに「今日の午後4時に引き取り希望と留守電に入れたけれど、折り返しの電話がないから困っている」と、相談したら、「留守電に残した希望の日時に引き取りに行っても大丈夫だよ」と、言ってくれて一緒に引き取りに行ってくれることになりました。
Cさんに相談した後、1時間くらいして保護団体から連絡があり、「何の用事でしょう?」と、聞かれた。
( ゜Д゚)ハァ?留守電聞いてないんかい⁉(#`皿´) 怒
(流石アメリカ)
「今日の午後4時に引き取りに行きたい」と、言ったら電話の向こうで何やらバタバタしていたけれど、引き取りに行ってもいい事になりました。
Cさんと一緒に引き取りに行ったら、グレーの縞だと思っていた猫は顔と手足だけげ縞模様で、お座りしているのを正面から見たら縞猫に見えるけれど、背中は一面グレーお腹が一部縞柄だった事が判明。
(;゜д゚)…えーっ!縞柄だと思って名前も『シマ』ちゃんに決めてたのに…詐欺だ~
黒猫の方は決めていた通り『スミ(墨)』ちゃんで決定。
迷った挙句、一部グレーの縞柄の猫はそのまま『シマ』ちゃんでいく事にしました。
ついでに、黒猫とグレーと白の組み合わせなので、2匹合わせて水墨画シスターズと命名しました。
無事に水墨画シスターズが我が家に到着、部屋の中で放し飼いにしていると人間を怖がって家具の隙間やソファーの下に潜り込んで出てこなくなってしまうので、人間に慣れるまではケージで生活してもらって、おやつや人間と遊ぶ時にケージから出して徐々に時間を増やしていく予定です。
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